私は車の運転が嫌いです。
(何度も書いてスミマセン)
理由は「怖い」から。
いつも人に怪我をさせてしまったら…と考えてしまいます。
怪我で済めばいいですが(良くないですけど)、それ以上の最悪なことも起き得る訳で…。
自転車は通勤で毎日乗りますが、それだけでもヒヤリは日常茶飯事
自分の不注意、相手の不注意、出会い頭や信号無視etc。
どんな理由で事故が起きるか分からないから、なおさら車が怖いのです。
もう一つ怖がりになった理由は夫が今までに起こしてきた事故。
車の運転は彼の職業でもあったので、若いころから事故は何度か起こしています。
明らかに相手が悪いと言えど、怪我をさせてしまったこともありました。
気持ちが動揺したままだったのか2日連続物損事故を起こしたこともあります。
身近でそういう話を聞かされていると、経験も技量も足りない私は怖さが先行してしまって、最終的には「乗らなければ事故は起きない」という結論に達するのです
自分自身、車にはねられた経験も影響しているかもしれませんね。。。
ある種の恐怖症なのかも…
そんな状況でも家に車がある限り多少なりと運転せざるを得ず、先日も点検のためにいつもの車屋さんに行くことになりました。
駐車場で夫が運転席に座る私をじっと見て、「運転したい」と言いました。
でも夫は財布すら持たず手ぶらで私について来たので、免許証を携帯していません。
そういうことすら夫の頭にはもう無いのです。
ひとまず「ダメ!」と諭してその日は何とか運転させずにやり過ごしました。
夫は今でも練習さえすれば運転出来ると思っています。
長年の職業でもあり趣味でもあった車は、夫にとってはとても大切な物。
私にとっても夫との思い出の多くはドライブであちこち出掛けたことです。
「運転したい」と言われる度に切なくなります。
でも「いいよ」とは言ってあげられません。
心を鬼にして…。
いっそのこと車を手放してしまおうか…。
無くても生活出来るし、電車もバスもタクシーもあるし。
車屋さんでも毎回「乗らないともったいない」だの「バッテリーが」だの言われ、分かっていますよ、勿論。
宝の持ち腐れですから。
それでも週に1度の休みの日にあえてストレスになる運転なんて、考えただけで気が滅入ります
脳梗塞だと救急外来で言われ病状の説明を受けた時、私はまだ楽観的でした。
「体さえ良くなれば」そう思っていたから。
先生もリハビリで体幹や筋力が戻れば運転も出来ると言ってくれました。
でも夫の様子を目の当たりにして「車はもう無理かもしれない…」と日ごと絶望に変わっていきました。
認知症の症状さえ現れなければ…。
本当に悔しいです。
改めて夫になぜ運転してはいけないのかを話しました。
私の話をどの程度理解したかは分かりません。
私がダメだと言うから出来ないと思ってくれただけかも。
そしてまた私に「運転したい」と言うでしょうね…。
あぁ…夫の運転で道の駅行きたいな…。
道の駅スタンプラリー楽しかったのにな…
助手席に乗って居眠りするのって最高に幸せなことだったんですよね。
今の私には夫に居眠りなんて到底させてあげられません。
夫よ、ごめん。。。