熱帯性睡蓮ムカゴ種の、ムカゴ苗の植え付け方を説明します。

葉のポッチが育ち、そこからミニサイズの葉が展開し、根を伸ばしてきます。
ある程度、丈夫そうに育ってきて根が10センチ以上になったら植え付けて
花を楽しむことができますよ。

イメージ 1
(もうちょっと育った方が植えやすいかな?一応植え付け可能なレベル)

用意するもの
植え込み鉢として
3号育苗ポットの底をビニールテープでふさいだもの。
おすすめは使わなくなったマグカップとか、大きめの湯飲み。

水鉢
30センチの睡蓮鉢から使用可能。小さいので楽々よ。

用土
赤玉土細粒か小粒に、腐葉土を3割まぜたもの。
あと、肥料としてマグワァンプなど。



植え付け方
マグカップの底にほんの少し肥料を入れ、混ぜた用土を入れます。
ムカゴ苗はまだ根も細く弱いので、そっと用土を流し入れる感じで植えましょう。
ウォータースペースはいらないので、土は上までしっかり入れます。
表面を赤玉土で覆うと水の濁りが防げますよ。
ポイントは、株元が少し土の表面から出ていること。
調整しながらやってみてくださいね。

(上の写真ぐらいのミニサイズを植え付けようとすると、どうしてもぷか~と苗が浮いてきてしまいます。対策としては土を練るか、U字ピンで上から苗を押さえておくのも手です)

さて、日当たりのいい場所を探して、睡蓮鉢に水を溜めます。
そこにそ~っと沈めたらOKなんですが、
その時土の表面から水面までの高さを見てください。
10センチぐらいがちょうどいいかと思います。

15センチ以上あると、株元に光が当たらなくなって成長しません。
その時は、マグカップの下にレンガなどを敷いて高さを調整してください。
これでOK!完成です。

イメージ 2
(仮置きしたムカゴ苗。これぐらいなら下駄は必要なし)

寒くなって花が咲かなくなるまで楽しみましょう!
遅くまで咲かせると越冬しにくいので、越冬準備はダメもとでやってみてくださいね
ムラサキシキブ以外の品種は小ぶりな球根ができています。
シキブはなぜか植えるとムカゴが太らないので、
花が終わったら掘り起こして水面に浮かせておくと、冬までに太るかも?



ハート付録ハート

熱帯魚など加温設備をお持ちなら、
冬も熱帯性睡蓮を楽しむことができます。

これは蘇山先輩に教えていただいた方法なので、ご紹介しますね。
(10月27日のコメント欄)

熱帯性睡蓮の活動温度20度ぐらいをキープし、日当たりのいい場所に水槽を設置すれば冬でも咲いてくれるそうですよ!寒さに強いムカゴ種がいいそうです。
冬に失ってしまう心配もなくなるし、一挙両得ですね!

光が差さない場所にしか置けない場合は、150wのメタルハイドロランプなどで照らせば咲くんだそうです。
室内なので、香りがとても広がりやすいので、芳香剤としても・・・だなんて、
試してみたくなりますよね!
機材をお持ちの方は、いかがでしょうか?(*´ω`*)

蘇山さんご本人からさらにアドバイスをいただきました。
(コメント欄をどうぞ!↓)
確かに水温だけよりも、部屋の温度がある方が咲きそうですね。
ありがとうございました。