思い切って日本の近代貨幣を手放してしまったものの、コロナ禍で長い間コイン屋さんに行けなかったことで、ある感情が噴出してしまいました。
『やっぱり、菊花紋章、菊桐のリース、竜図が恋しい。。。』
ということで、先日、久しぶりにコイン屋さんを訪れてみました。
数店舗のお店に行ってみましたが、これは、と思えるような物は中々見つかりません。
どこのコイン屋さんの店頭を見ても、状態の良い裸円銀は、いまだに全くもって姿を消している状態。
それでも久しぶりにコインを手に取って見てしまうとその魅力にやられてしまいますね。特に円銀。
円銀は私にピッタリのコインなのです。
デザインが好みなのはもちろんのこと、大きいので老眼の私でも鑑賞しやすいのです。
舐めるように見ながら、『やっぱり円銀は良いなぁ。』と、胸の高鳴りを抑えることが出来ず、買ってしまいました。
今回購入したのは、円銀の中では一番入手しやすく状態の良い物も多い明治36年銘です。
未使用品として販売されているものもありましたが、私は状態表記されていないこのコインに惹かれ、めでたく久しぶりの円銀購入となりました。
菊紋面の一圓の字の両側のスレ傷が残念ですが、年号面はとても美しいです。
製造後何十年、あるいは百年以上経過したコインは、状態だけでなく、輝き、ミントラスター、テリ、トーンの色、トーン付き方等が一つ一つ違うので、それぞれのコレクターの好みに合ったものを選べるのも楽しいですね。

