期末テストシーズンの到来です。
過去最低記録を含む紆余曲折の中で、試験範囲をどのように回すか少しだけ体感できている様子なので、手伝いを要請されない限り手を離しております。
また今回は初の!初の!初の授業を聞いてノートをとっているターンのテストなので、それが点数にどのような効果を及ぼすか、親子ともども楽しみに検証中です。
娘は0か100の人なので授業を聞き始めたときたら、授業中、国語の先生相手に小説のその後を本文から考察してみたり、英会話の授業中に友達を巻き込んで自分の習いごとを披露したりしているようです。寝てても起きてても娘ちゃんクオリティ。
「授業を聞く」の意味を大幅に取り違えている可能性もなきにしもあらずですが、人生丸ごと実験中だと思えば、これもまた長い道のりの途中……。
さて、今回の現国には詩や短歌、俳句が含まれています。
詩は好きなようですが、短歌や俳句など少しでも古そうな名前の作者が出てくると、大の苦手な古典&日本史に脳が誤変換してしまうのか「無理です……
」と投げ出してしまいます。
が、しかし、今度の娘は一味違うそうです。
いろいろ考えた末、短歌と俳句対策として、謎の作戦を立てていました。
教科書に載っている短歌や俳句を読んで情景を思い浮かべ、画像生成AIにプロンプトで指示を出し、どちらが歌に近しい風景を生成できるかという勝負をわたしに挑んできたのです。
その数、数十句。
楽しそう!でも、そんな時間ないわーーー![]()
というわけで言葉でイメージを語り、どちらが臨場感溢れた解釈をするかバトルをしてみました。
短歌、おもしろい。特に型にはまらない自由律最高!
そして遠い昔カウンターカルチャーJK時代に好きだった寺山修司が教科書に載っていて驚きました。
嬉しくなってU-NEXTで寺山修司の短歌が流れる映画『田園に死す』を流したら、娘は「教科書に載ってる短歌とは全然違う!すごい世界観だね」と目を丸くしていました。
確かに「新しき仏壇買いに行きしまま 行方不明のおとうとと鳥」「ほどかれて少女の髪に結ばれし葬儀の花の花言葉かな」こんな短歌は教科書には載らない。
(ものすっごい余談ですが、今季のドラマ『東京サラダボウル』の三上博史は寺山修司の申し子で仏映画『草迷宮』がデビュー作ですし、中村蒼は演劇『田園に死す』で寺山修司の若い頃を演じたのがデビューなのです
)
そんなこんなでテスト勉強中に娘がこぼしてくれる知のキラキラをすくってはしみじみと楽しんでいます。
いまの教科書、いーなー![]()
大久保の教科書センターにまた行こう。