母の日に花束をもらいました。
母の日ランチを終えて家に帰りクルマから出る時に、花束を抱えたわたしが「これってすっごい愛されているお母さんみたいで恥ずかしくない?やだ。近所の人に見られたくないんだけど!」と言ったら、娘に「うわ、こじれているね!お母さんも青春コンプレックス展に行ったらいいよ」と返されました。
お恥ずかしい!
とはいえ、この豪華な花束、お母さんへの愛としてもらったわけではありません。
娘からでも、夫からでも、両親からでもなく、「母」という括りでは全く関係がないと言える人物からいただいたものだったのです!
母の日は、わたしを祝うよりも先に、実家の母を祝う日でなければいけません。
そこで両親と一緒にランチを一緒に食べようと夫のクルマで実家に行くと、娘が母から「娘ちゃん、大変なことが起こったのよ〜〜〜」と家の中に呼ばれました。
●先日、何かしらのプレゼントをした近所のお友だちが、なぜか「母の日だから♪」と花束を持ってきてくれた。
●しかし実家は近所でも有名な薔薇屋敷である。母いわく「売るほど生えている」(笑)
●「娘ちゃん、まだお母さんに花束を買っていないなら、これをプレゼントしなさいな」
このような経緯で、実家近所のおばさんからわたしの手元にはるばる転生してきた花束だったのです。
つまり真実ではない母の日のカーネーションです。
まるでこの花束、セレブと契約結婚しているうちにうっかり本気で愛されてしまう彼氏をとられた女の子のお話や、転生して中身が入れかえったら悪女でなくなって政略結婚していた夫から愛されてしまうピッコマにありそうな漫画のようではないですか!
ちょっと違うけど。全然違うかな。
ランチのあと娘ちゃんは「大好きなケーキ屋さんに行きたい」と夫におねだりし、そこで真実の母の日ケーキとクッキーを買ってくれました。
娘が結構な大枚をはたいてお菓子を買ってくれているのを見た夫が、同額のお札を「これ娘のお財布にこっそり入れておいて」と言うので「なんで?お父さんが払ってあげるよって渡せばいいじゃん」と返すと、「いや、自分のお金を出すのがアイツの美意識なんだろう」と。
基本、わたしが記念日嫌いということもあり虚礼廃止な夫婦でしたが、娘のそういう気持ちや優しさ、美意識はきちんと守ってあげたいなと思います。
家族全員、こじれているけどねw
