夜中にゴーゴー音をたてながら、除雪機が稼働するそんな季節となりました。

今もしんしんと降り積もっており、数時間前の除雪が無かったことにされています不安

あはは。


さて、今日は母の話。

父が他界したのが3年前。

母の認知症の診断をやっと受けれたのが昨年5月。

でも、同居している姉曰く、その5年前から同じ事を繰り返し言うようになり、本人も変だ変だと言ってたようです。通算すると今から6年前から。

父が他界する直前に具合の悪い父に怒ったり、家を出ていくと騒いだりして、私も職場から駆けつけたりなど、問題行動が見え始めていました。

父は、他界する前に自分が居なくなったら大変だぞと。姉はわかってると。

私は就職してから別居していますが、数年前からすぐ近くに住んでいて、姉と協力しながら、介護をしています。

そうは言っても、まだ何とかなっていた3年前。

ところが、父が他界して一年近く経ったある日、母の中で父が生き返りました。

毎日家中父を探し、怒りまくる。

死んだよと伝えても、死んだとか死んでないとかそんな話ではないと、母。

写真を見せようが、さっき居たのに、何を言ってるんだと。

まめな父はずっと3年手帳を、記していたので、その手帳を見ては手帳を机に叩きつけながら怒りまくる。何故なら、それは今のことではないから。時系列が全くもって認知出来なくなってきていました。

もちろんその前も被害妄想や物取られ妄想もあり、警察を呼ぶ呼ぶ、うるさかった時期もありました。細かい事を挙げればキリがありませんが。

そして、父のよみがえりは最初かなり手を焼きました。

今でも、母の中で父は生き返っています。

そんな中、父は家にいないわけで、母の中で妄想が膨らみ、父は外で浮気していると言う物語を完成させました。それも、そうなるの?という、よく出来た妄想です。

認知症でも、自分で作り出した妄想は一言一句忘れません。忘れないどころか発展しまくる。

たまに、あら?私変だね。お父さん浮気してるとか思ってる、なんて言っている時もありました。

そんな父を今となっては、くそ親父と呼んでいます。

最近は、私たち娘の事を忘れ始めていて、自分の妹だと思ったり、その妹の息子たち、私にとっては従兄弟を私や姉の息子だと思うことも増えてきました。私のことは産んだ覚えはないそうです爆笑

まだ、この部分はまだらなので、戻ってくるのですが、いよいよ混乱が混乱を呼んできているなと。

認知が怒りに走る母なので、当初デイサービスも勧めたのですが、一回行って登園拒否と相成りまして、ずっと家におります。

姉は時間的に変則的な仕事なので、何とか家で見れていますが、週に4日は私も仕事終わりや休日に実家に行って、姉が帰ってくるまで相手をしています。

のらりくらりと交わしながら、大好きな音楽を聴かせて何とかやっています。

でも、目を離せなくなってきており、1人でお留守番出来なくなったら、施設にお願いするしかない状況です。今は、3箇所ほどエントリーしています。

姉も、私も現役世代なので、お仕事せずにというわけにはいきません。

あとは、タイミングを見て、しかるべき時にと思う毎日。

今は怒るものの、前ほどパワーもなく、忘れることも手伝って、落ち着きを戻す時間が前より早くなってきました。

可愛い本来の姿も見え隠れするようになってきて、機嫌の良い時なら、可愛い母です。

ただ、何かにつけて父がやるべき事をなぜ娘たちがしなくてはいけないのかと、良い事をしていても母にとってのくそ親父が登場して、面倒くさい笑い泣き

夏の草むしりをしても、雪かきをしても娘にさせないでくそ親父がやれば良いのにと。

ちなみに母はアルツハイマー型認知症。少し血管性認知症も気になるところ。との事。

怒りのピークは過ぎてきたものの、言ったことをすぐ忘れるので、私たちが休みたくても休めない。大丈夫だよと言っても、ずっと言い続ける。行動面でも、足が弱くなってきて、めまいを持っているものだから、転倒リスクがあり、手がかかるようになってきました。

つい、最近、私がネットで頼んだトイレ用人感センサー付きヒーター。実家に届くように手配し、姉に受け取ってもらったものの、母は聞いていない、勝手なことしてとご立腹。そもそも母のためにおトイレ温めようとしたのですがね。そんなヒーターも良いよねと会話はしていたのですが、当然忘れた模様。確かに買った方が良いねとは話したものの、買うねとは言わなかったしね。

そんなこんなで、姉に文句を言いまくり、お金を叩きつけたらしい不安

私は聞いていないと怒ることは確かに前にもあった。今回何かのスイッチが入ってしまったみたいです。姉は人格変わるから興奮したんだねと。忍耐強いわあんぐり

とこんな事件は日常のほんの一例ですが、

私たちが家に帰ってくるのを心待ちにしているので、最近は玄関までお出迎え付きになってきて、寂しくて耳を澄まして待ち焦がれているようです。

こうなると、自宅で過ごすよりは施設の方が幸せなように感じます。

私も自由が増えるのは嬉しいおねがいと同時に、目の前にその現実が来ると思うと、もちろん寂しい泣き笑い泣き笑い

今は面倒な部分はたくさんあるにせよ、子ども帰りした母とたくさん触れ合えるのも今。

近い将来、施設にお世話になるでしょう。

それまでは、母との今を大切に。

そして、ずっと家を守ってくれていた父の偉大さを感じているところです。