なんやかんや口喧嘩は多いけど…



身体がえらいときに口に出るのは
「お母さん」



親方曰く「あんだけのお母さんやからなぁ」


なんやろ…
ひとりっ子やったからか?

私がすごく嬉しかったのは

お誕生日やクリスマスのケーキを料理教室に通ってまで手作りしてくれたこと。

お誕生日の朝は家のテンションが変わってて私の好きやったスープは鶏ガラからとるんやけど朝からかけてジャガイモの裏漉しまでしてくれたこと。


仕事忙しかったお父さんもお誕生日とクリスマスだけは早く帰って
カセットテープに「〇〇年〇月〇日、ぴぴのお誕生日会を始めます。お誕生日おめでとう」
「〇〇年の〇〇家のクリスマスパーティーを始めます。メリークリスマス!!」
って吹き込んで

それぞれが何か記念に1曲吹き込む。

父曰く「記念になるからな」


お誕生日の苺が何段も重なった真っ白な生クリームのケーキや
クリスマスのブッシュ・ド・ノエルのケーキには
子どもやから歓喜の声あげたものでした。


それはもしかしたら形は不格好やったかもしれんけど、お母さんが焼いてクリーム泡立ててくれたケーキやったから。


お誕生日会は
2日目はお友だちを呼ぶんやけど
そのときのケーキも入れたら2日作ってくれてたんやなぁ…


プレゼントよりお母さんとお父さんの気持ちが嬉しかった。


そのジャガイモのスープは1日かかるからお誕生日とクリスマスにしか出てけえへんかったけど(苦笑)



普段も料理の本買ったり新聞や雑誌の切り抜きを参考にして
「心のこもった料理食べると辛いときも元気になんねんで!!」
が口癖のお母さんでした。


庭に梅が咲いたら
お母さん流懐石料理を作ってくれて客間の縁側で梅を観ながらみんなで食べたり…



躾と教育に関しては厳しい両親でしたが

父の情操教育を養いたい

という思いが母の努力に結び付いたんかな…


お月見の日はすすき萩を活けてお月見団子の前で俳句を書いたり。
つまらない一句でも父は「また昨年よりうまなってる!!」
て褒めてくれて…




あれから何年経っても子どもはあの親の気持ちを忘れてないから思い出すと生きる勇気になるねんな…


こないだお母さんに
「お母さんはなんにもいらんよ。あんたらが頑張って生きてくれてるのがプレゼントや」





子どもが親を慕う

親は見返りない愛を子どもに注ぐ



お誕生日には例年通り
「この世に生まれさせてくれてありがとう」

を伝えます♪



それだけが沢山の愛を注いでくれた両親へのお礼です。


しぃちゃんも誠也くんもそう思っていますm(_ _)m



「ありがとうお父さんお母さん」



追伸 親方は真逆な家庭環境やったので「お義母さんのご飯食べたい~」となついてくれてます。

行ったら美味しい料理を実の息子みたいに「これも食べや。あ、あれも食べ。」って言うてくれるから。
(≧∀≦)