子どもが幸せになることば 田中茂樹 読了
田中茂樹先生は、NHKの「おとなりさんは悩んでる」というテレビでお見かけして、「子どもは同僚に接するように接したらいい」「家では家族皆がリラックス」などと仰っていて、興味を持ちました。
それで、本を図書館で借りて読みました。やっぱり、読んで良かった!何度も読み返したいと思ったので、購入しました。
印象に残った内容を書きます。
子育てを成功させないと、とか、子どもを幸せにしたい、良くない状況を良くしたい
などと、親が思わなくても
子どもは勝手に幸せになるし、良くなっていく存在だから、親は成長や、次のレベルに到達するのを楽しみに待つ事が大事
ということです。
私は子育てを失敗したくない、息子には自分のようになってほしくない、という思いが強すぎる気がして、もっと肩の力を抜こうと思えました。
エピソードとして、「歯磨き」をすごく嫌がる子どもの場合、おさえつけてまで歯磨きする必要があるのか?と書いておられて、びっくりしました!
先生が仰るには、歯磨きは確かに大切な習慣ですべきことではあるけど、おさえつけてまでやるという精神的面のデメリットと虫歯になるデメリットを比較したときにどうか?というもの。
本当におさえつけてやるべきこと(たとえば重症化の可能性があるから打つべき注射など)もあるのかもしれないが、歯磨きはそれに当たるのか?ということ。
そのうち好きな子でもできれば、自分でマウスウォッシュやミントガムまで買ってくるようになり、歯磨きなんて何回でもするでしょ、というような内容でした。
目から鱗。
それくらいの寛容さでいいんだー!という感じ。
私、離乳食、卒乳や、生活リズムを整えようと必死なので。
もっとラクに。待とうよ、と自分に言い聞かせたいです。
田中茂樹先生の本は、今までで一番読んで良かったかもしれない。他も読んで、学んで実践していきたいです。