我が家は10個の理由で、一人っ子にすると決めています。
(私も夫も兄弟姉妹がいて悪くない関係性だし、周りはどんどん2人目を妊娠していて欲しいか欲しくないかだけで言えば、2人目も3人目もめちゃくちゃ欲しいです)
③私が機能不全家庭育ちで、精神的に不安定だから
を掘り下げます。
私は3人姉弟の長女で一番上のお姉ちゃんです。下に妹と弟がいます。
父と母は健在ですが、私が大学生の時に離婚しています。
今になれば分かるのですが父と母は子どもを愛していない訳ではなかったけど、下記の理由から家庭環境が悪かったんだろうと想像します。
■当時の父と母が精神的に未熟だった
父は家庭に興味が無く自分の趣味を楽しむタイプ。母は婚外恋愛をしていました。たまに、明らかにお洒落して濃いメイクをして、香水をつけて出ていくことに、いつも吐き気を感じていました。母のガラケーを盗み見しては苛立ちを感じていました。
でも私自身も、満たされないと、同じことをやりかねないなと本当に思います。夫婦関係を良く保って、そうならないようにしたい。そのためには心に余裕が無いと難しいから、第二子は諦めました。
両親どちらも、歳を重ねてから少しこの部分は変わってきたようなので、若かったから仕方なかったんだよな、自分も同じようなもんだったよな、と思えるようにはなってきました。
■母が3人育児と家事と仕事で疲れ切っていた
妹は身体が弱かったので入院を繰り返していたし、母は実家も離れていたので手伝いも特に無い状況で
25歳で私を出産し、その後3人育児をこなしていた母はすごいなと純粋に思います。
ヒステリックや暴力を振るっていたのも、仕方なかったのかもしれません。
当時は家事も、食洗機も洗濯乾燥機もルンバも無かったし、ネットスーパーも無いから車での買い出し必須。1階で洗濯して2階に持っていって干して、畳んでそれぞれの引き出しにしまって。というようなことをしてました。それも子ども3人分の食器や洗濯、、ほとんどお手伝いしていなかったけど、私がもっとお手伝いしていたら変わっていたかもしれません。
私が中学生になる頃から、家がすごく汚くて、いつもシンクが汚れた食器でいっぱい、食事も加工食品ばかりだったけど、それはそうなる、仕方ないと今は思います。
仕事もしていたし、父の協力も一切無いので、家事が回るはずない。母はいつも寝室じゃなくてリビングで寝落ちしていました。本当に疲れ切っていたんだろうなと思います。
今の時代、家事の負担はいくらでも最小に減らせるし、私の夫は家事に協力的だけど、仕事はハードな正社員で頑張っていくつもりなので、やっぱり何人も子どもがいるのは私には難しい気がしています。
■お金が無かった
父は自営業ですが、ある時期から多分経営があまり良くなかったんだと思います。両親はお金のことは一切子どもには言わず、教育熱心だったので塾などにはお金を惜しまなかったけど、食事がひもじかったのと、
父と母がよく、けんかしていたのを覚えています。
お金が無いのって本当に嫌だ、と子どもながらに感じていました。
私はこのコンプレックスがあるからなのか、どんなに辛くても会社を辞めることができません。お金が無くなることがこわい。なのに、結婚するまで貯金0、むしろ借金していた矛盾はあるのですが。
今までに堅実に貯金しておいて、投資などできていたら、正社員にしがみつかなくても良かったかもしれないけど時間は戻せないから仕方ない。
周りの専業ママさん達が羨ましい。あまり、お金に執着していないように見えます。私も本当はそんなふうに、もっとのほほんと楽観的に生きたい。
■私が母の理想の子になれなかった
母は私にエリートになってほしかった。なんでもいいからとにかくエリートに。笑 幼児教育を施してくれて、塾や習い事はとにかくやらせてくれました。感謝はしています。でも私は結局何も身につかず。母が喜ぶ受け答えをするクセがついてしまい、だいぶ歪んでいました。
中学生まではなんとか勉強していましたが、引きこもりになったり、人間関係がやばかったり、犯罪に手を出そうとしたり、高校生の時に人生詰みました。
ある時、父の提案で母と離れて一人暮らししたり、友達のおばあちゃんに3ヶ月くらいお世話になり、立ち直ることができて、大学はFランですが入ることができました。
大学入学後も就職後も、服、酒、男に依存気味で、お金の問題があったりしたけど、仕事はなんとか耐えて頑張っていたので30歳を過ぎて全て精算し、婚活をして素晴らしい男性と結婚できました。
今ではだいぶ精神的に更生したとは思っているけど、考え方の曲がったクセや卑屈さ、依存体質なところがあるので、本当に育児は気をつけていかないといけません。
そもそも息子に依存しないように注意しなくてはならないけど、きょうだいを作ったら精神面でキャパオーバーになり、平等に愛せる自信もないので一人っ子にすることにしました。
以上が一人っ子の理由3つ目でした。