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ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか

先日の仕事でのマジック現象を書いてみたいと思います
コミュニケーションって、調べてみると、ザックリですが、「伝達」「通信」「交流」なんですね。それは、人間だと感情、思考、知識、意思等で 、受け取る側も伝える側も、媒体としては、表情、ジェスチャー、鳴き声、言葉、分泌物質(フェロモン)等だそう。
人間の媒体には「言葉」があると言うこと。
伝える側と受け取る側で、情報の伝達だけでは無くて、意思の疎通や心の状態を読み取ったり共感する事も含まれる、、、等等
と言う事で、奥が深い。また、非言語コミュニケーションもあると言う事で、、こちらは、普遍的な表情であったり声のトーンであったり、のようです。
先日の仕事は、リハーサル無しの状況、半年ぶりにお会いしたピアニストさんと、その日演奏する楽曲に関して全くコミュニケーションがとれていない状況でした。私は曲毎にピアニストさんにメロディの始まりの部分を歌ってカウントを出しました

この演奏に入る直前、わずか2小節位の中に意思の疎通や情報伝達を託したわけなのですが、
全く合わせていないのに、演奏の中でお互いにコミュニケーションがとれて、寄り合い、良いアンサンブルが出来ました。
毎ステージでお客様に大変喜ばれました。
楽曲がライトなクラシックで合わせ易かったかもしれませんが、お客様への情報伝達としてピアニストさんのお人柄等や、私達の演奏中の会話もいい感じに伝わり共感出来たのかなぁって、嬉しかったです。
音楽って言葉や国の境を越えてコミュニケーション出来るって良く聞く話ですが、そっかぁ〜と改めて気づかせてもらったマジック現象でした。
クラシック音楽そのものが、国や文化を越えた普遍的な良さがあり素晴らしいと思います。
クラリネットって技術的には理数系でしかありませんが、表現する時、演奏家のエネルギーが加わり、楽曲に対しての考えや情報を一緒に演奏する仲間と共有し、会話して、演奏家同士が寄り合い、聞いて下さるお客様に寄り添い、、そこに素晴らしい力が起きているのだなぁって感動しました

もう、それは、時空を超えているし、この時を再現と言う事も難しいでしょうし、生演奏の魅力の一つかなぁって思います。
