東京に行ったので、上野の東京都美術館のターナー展を見に行った。


ターナーは、風景画家として有名だ。光、空気、湿度みたいなものがキャンバスからかもし出されているように感じられる。
今回の展覧会で、ターナーの初期(若い頃)の作品と後期(晩年の作品)で、作風が随分と変化していくのが面白かった。
緻密な風景画から、抽象画ともいえるような作風に変化していく。
そら、人間うん十年も生きていて、同じ感覚でものを描ける事はないわなあ。と、それが、一人の画家の生き様なのかと思うと面白いもんだなと思った。
ターナーは、油絵も描いているが、水彩画が多いようだ。あの透明な光や空気が水彩画のガッシュ(不透明水彩)によって描かれていたのが、驚きだった。何となく透明水彩なのかと思っていたからだ。
でも、ガッシュだからこそ描ける風景の存在感なのかもしれない。
水彩画って面白い!!!