この数日、睡眠不足だ。うまく眠ることが出来ない。
今までどうやって眠りに落ちていたのかが分からなくなる。
でも、おかげで「少年H」の上下巻を読み終えることができた。
なかなか、面白かった。
少年だった妹尾河童が体験した戦争。
最近読んだ本で、「東京プリズン」
宇治市の紫式部文学賞を受賞した作品
これも不思議な世界観のある作品で面白い。でも少し難解だった。
なによりも、東京プリズンでテーマとされている、「天皇に戦争責任はあるのか。」
ということに関しては、結局この本を読んでもあまり共感は出来なかった。
むしろ、少年Hで描かれている、戦争と天皇についての方がシンプルで共感がもてる。
それは、作者が戦争を実体験したか、してないかの違いなのか、表現の違いなのか、男女の違いなのか。
いづれにしても、どちらの本も面白い作品だった。