ストックオプションとは、企業が従業員に対し、労働の対価として新株予約権を付与し、自社株式を取得できる権利を与えること。
従業員は、将来株式を取得し、株価上昇時に売却することで、売却益を得ることが出来る。
だから、企業は現金支出を伴わないし、従業員は業績向上が株価上昇に繋がるので頑張って仕事をするという効果がある。
なんとも上手く考えてあるもんだとつくづく思う。
ストックオプションの会計処理は大きく2つに分かれる。
・ストックオプションを付与するときには仕訳はない。
・ストックオプションの権利行使確定日まで(ストックオプションには、一定の労働期間を求めるなどの条件が付与される)
確定日までにストックオプションの費用を期間配布する。(期末の処理)
株式報酬費用 〇〇/新株予約権 〇〇
・ストックオプションの権利行使があったとき。
従業員から新株の対価が入金され、新株予約権を取り消し、株式が発行されるので、資本金、資本剰余金が増加する。
現金預金 〇〇/資本金 〇〇
新株予約権 〇〇/資本剰余金 〇〇
ちなみに、新株の発行と自己株式を併用する場合
現金預金 〇〇/自己株式 〇〇
新株予約権〇〇/その他資本剰余金〇〇 (自己株式の簿価と発行する株式との差額)
/資本金 〇〇
/資本剰余金 〇〇
ストックオプションは、11月試験の時には勉強が間に合わなく全く手付かずの状態だった。
6月試験には、ちゃんと勉強して理解しておきたい。