2週間ほど前から学校で6月向け講習が始まった。
今日は1回目の工業簿記・原価計算の講習を受けた。
その中の復習
部門別原価計算での補助部門の配布について
1.まず、補助部門間での用役の授受をどう扱うか。
〇 直接配布法・・・補助部門間の用役の授受を無視し、製造部門にのみ配布する方法。
〇 階梯式配布法・・・用役提供の高いものだけ、補助部門を含め部門間の配布をする中間的な配布方法。
〇 相互配布法・・・補助部門間の配布を考慮した配布方法。2種類の方法がある。
(1)簡便法
(2)連立方程式法 ← 試験に出やすい。2次方程式を使って計算する。
2.次に変動費と固定費の違いを考慮するかしないか。
〇 単一基準・・・・・考慮しない。
〇 複数基準・・・・・考慮する。
3.最後に配布する金額
〇 実際配布・・・・・実際にかかった費用をを全て配布する。→この場合、配布差異は生じない。
〇予定配布・・・・・・予定配布率で、予定配布額を配布する。→予算差異・操業度差異が計上される。
〇予算許容額配布・・・変動費は、予定配布(変動比率×実際消費量)。固定費は予算配布。
→予算差異のみが計上される。
補助部門の配布については、1.2.3.のそれぞれの組み合わせで行われるので、どのパターンで
出題されても、理解できるようにしていきたい。
今日の講義では、相互配布法の連立方程式法を使った、単一基準で、実際配布する問題だった。
とりあえず、今日の問題までは、クリアできたように思う。