10月8日にパパがお見舞いに来たときは

父は少し落ち着いていたのかパパの

問い掛けにも頷いたり・・・

パパも「お父さん、目に力が出てきたね」と言ってくれました。

 

9日は母の命日だったこともあり、次女も連れて

病院へ。

次女には「おじいちゃん、ビックリするから先に行って

驚かせたら?」なんて言っていて次女がそーっと

カーテンを開けたのですが・・・すぐに振り返り何とも言えない

表情の次女。まさかと思って見ると苦しそうな父が。

また熱が上がってきていたようです。

それでも次女の手を握り返したりしていたし

後で姉が聞いたら次女が来たことも分かっていたそうです。

 

10かも熱はあるけれど高熱ではなく37.5度くらいを

行ったり来たり・・・頷きなどの意思表示は有り。

 

11日はまた高熱。酸素値も82まで低下。

担当ナースさんによると声出し(あーあーみたいな感じ)

してナースさんを呼んだそうです。ナースさんが行くと

震えてはいないけど鳥肌がたっていたので熱の出始めで

寒気がしたのを知らせたかったのかな・・・

この日はレントゲンと採血有り。

 

12日。この日は私は休みだったので朝1番に病院へ。

病院に着いたのは8時前でしたが父は寝てました。

ただ呼吸は苦しそうな感じでした。

姉も10時頃には来て病室で3人で過ごす・・・

3時頃になり朝からいたから帰ろうかなと思い

父に「帰るからね~」と声を掛けると父が首を横に

振るのです。

「え?帰るなってこと?」と聞くと頷く父。

「私にも泊れってこと?」と聞くと再度頷く父。

 

いつもの父なら帰るといえば頷き

元気な時だってまだ話すことができた入院時だって

私に泊って欲しいといったことはありません。

その父が私に帰らないで泊れと言っている。

これはもう泊まるしかないって事で急遽、

泊る事にしました。

もしかしたら父は先がないことをわかっていて

私を引き留めてくれたのかな。

 

その日のうちに家族控室を借り、姉と交代で

父を見守ることにしました。

 

先生からの話があり、やはりもう時間がないことを

知らされました。