正直な気持ち…… | 産後ウツとモラハラを乗り越えた後

正直な気持ち……

普段と変わらない平和な1日。

暖かい春のお日さま。
美しい夕焼け。

温かいご飯を愛する人と食べる。



でも同じ国の別の地域では地獄絵のような悲惨な映像。


地震と津波が来た日、大阪も揺れたらしいが、私のいた場所は全く揺れなかった。


夕方に人から東北関東で震度7の地震が起こって大変なことになってるらしいと聞いた。


でも想像もつかなかった。


家に帰ってテレビをつけたら、津波で車や家丸ごと流されてる映像が、まるで映画のようで信じられない光景だった。


それでも私は普段通り、晩ご飯の準備をした。


いつもと変わらない静かで平和な夜が訪れようとしていた。夕立ちの後の夕焼けがキレイだなぁとも感じていた。


でも地震のことは実感がわかなかった。

そして、仕事から帰宅したヨーゼフと地震の話題をしながらハンバーグを食べた。
ワインも飲んだ。



正直私には、同じ国で起こっている出来事とは信じられなかった。



被災した友達が言ってた。


今日私が過ごした平和で穏やかな1日のように、


お日さんが出て、お水が飲めて、
暖かいなぁ、春だなぁって感じられることがどんなにか幸せかってことに気づいたよ。って。



被災地の状況が明らかになるにつれ、悲惨さが増すにつれ、
正直映像は見ていて苦しくなる。
もうテレビも消したし、息が苦しくなってくるから見れない。


被災していない私にはやはり映像でしかないから。


だから何も言えない。


今、被災した人に笑ってなんて言えるわけないやん。


笑えるわけないやん。


歯が浮くような安易な言葉言っても、他人事にしか聞こえないよ。



私はただ、当たり前だと思っている日常が突然に失われることに、無力感を感じてただ胸が苦しい。恐怖を感じただけだ。

それだけだ。


今はせいぜい募金くらいしか出来ないのだから、
今日は私たちもいざという時の為に色々と備えた。


そしてテレビを消してさっさと寝るだけだよ。


ただ被災者の方々が早く苦しみから解放されますようにと祈りながら。