子どもをもたない理由① | 産後ウツとモラハラを乗り越えた後

子どもをもたない理由①

私は結婚していますが、

変わったことといえば2人分の家事や料理をしたり、家計の管理を負かされていること、

フルタイムで働かなくてもよくて、自由な時間と心の余裕ができたこと。



芸事に専念できる時間が増え、それを極める決意みたいなものまで生まれました。



好きな本や映画鑑賞に没頭でき、毎日少しずつ語学の勉強もできる。

本当に夫には感謝の気持ちで一杯です。



でも、家事と料理だけは、絶対手を抜かないというのが結婚生活での私の信念でもあります。



夫に楽させてもらっている分、感謝の気持ちを込めて、

快適な家庭環境を作り、

仕事で疲れた癒しの場所にしたいという思いがあるからです。



あと、これまで好き勝手にお金を使って、貯金が苦手だった夫のためにも、

将来設計をしっかりやって計画的に貯蓄して備えるつもりでいます。



それくらいしないと、

子育てしてないのに、消費や贅沢するだけの妻って

何の存在価値があるの?って

罪悪感を感じるでしょうね。




じゃあ子どもは?


それについてはいろいろ悩み考えたし、今もまだ結論が出ませんが、

たぶん、作らない方向に行くような気がします。



ヨーゼフがどちらかと言えば自分の年齢や健康面から、

作らない方がいいという考えなので、

初めは、これでいいのか?

と、私は子どもをもてない一生を考えて涙を流す日もありました。





でも、子どもが出来た後の人生を想像しても、

今後ますます悪くなるだろう日本経済や、高まる不安の中で、

マイナス面があまりにも多すぎて自信がなくなりました。



夫婦二人でいつまでも仲良く生きていく穏やかな日々には

勝てないという結論に近づきつつあります。



それに、ヨーゼフは元々、お金をケチって切り詰めた生活をするのが嫌な人。

だから定年までは家も買わない、借金もしない、

「いつでもニッコリ現金払い」がモットーの人。

ある意味、賢い選択だと思います。



彼は何人も見ているのです。



終身雇用、順調に昇給できると信じて子どもをもうけ、ローンで家を買った同僚が、

昇給ストップ、ボーナスも毎年減り続け、

家計が火の車状態で、精神を病んだりストレスで病気になったり苦労している姿を。



こどもがいなくて、ローンもなければ、同じ状況になっても、

ショックはあっても、逼迫するまではいかないし、大きな打撃もストレスもありません。



だからリスクになるようなことは全て避けたいという考えです。



その中に子どもも入るということなのです。


はっきり言って、子どもを作るかどうかあれこれ考えていたら、

作らない方が賢いに決まっているのです。


考えたら子どもは作れません。

若いうちに感情と勢いで出来ちゃったというケースが多いのは当然です。


経験や知恵がつけば、子どもがいない方が楽だって、

みんな気づいてしまうんです。


晩婚化すればますますみんな怖くて子どもを産めなくなるでしょう。



そいういう理由で、今後少子化はますます加速するでしょうし、

たぶん、子どもがいない人が主流になるでしょう。



今までは、子どもがいないことで感じていた罪悪感や偏見の目が、

今度は逆に子どもいる人が偏見と差別を受け、

肩身の狭い思いをするという逆転現象が起きるような気がします。






そういう悲しい社会になりつつあるからです。





(②に続く)