男女の思考回路の違いから学ぶこと
一応、結婚生活というジャンルにも入っているこのブログ。
だから、私がヨーゼフから学んだことを書こうかなぁ。
よく、男と女って思考回路が違うっていいますよね?
夫が仕事から疲れて帰ってきたのに、妻は、今日はこんなことがあったとか、
よその奥さんがどうしたとか、芸能人の誰々が結婚したとか云々……
相手に解決策を求めるでもなく、何かいい案を一緒に考えて欲しいでもなく、
まっ、どうでもいい話をだらだらとですね。
で、私もそんなつもりはないんだけど、
仕事で疲れたヨーゼフが帰ってきて、
「暑い暑い」 ってセントバーナード的に喘ぎながら、
ズボンを脱いでいる側で、
今日の出来事や、何々はどうだった?みたいな軽い話を一言二言、
にゃーにゃーと話しかけるわけです。
そんなとき、ヨーゼフは、「熱い、熱い」とまだまだ喘ぎながら、
「そんな矢継ぎ早にいろいろ言われても、答えられへんから」
ってはっきり言います。
う~ん、私は別に答えを求めているわけではなく、ただ、聞いて欲しいだけだったんだけどね。
そう、ここが男女の回路の違いなんですね。
男性は女性のどうでもいい話でも、何か、具体的な答えや解決策を導き出さなくては?
という回路なんですね。
普段から物事をじっくり租借して、真剣に答えようとするヨーゼフは、
「ふ~ん」とか「あっそう」とか、
その場限りのいいかげんな相槌やお愛想はしません。
時には黙っていたりすることもある。
一見、すごくドライで無愛想にさえ見えるヨーゼフだけど、
そこで、私が言ってはいけないのは、
「何で私の話聞いてくれないのよ」とか、「何で無視するの?」ということ。
半年以上一緒に住んだ私は、ヨーゼフの誠実さと本当の気遣いを知りました。
だから、気長にヨーゼフが一息つくのを待つのだ。
そして、30分ほどの沈黙のあと、ぽつりと、
「で、今日買ったバッグどんなん? 見せて!」
ワンワン なぁんて言うのだ。
その瞬間、
私はだいぶ前に話したどうでもいい話、ヨーゼフはちゃんと覚えていて、
関心をもってくれている(ふりをしている?)んだって
めちゃめちゃ愛しい 可愛い
って気持ちになる。
で、ヨーゼフは、ちゃんとバッグをあちこち品定めして、
「汚れやすくないか?」とか、「ええやんか」とか、感想まで述べてくれるのだ。
30分の沈黙に不満や文句を言わないのも、ヨーゼフの誠実さを信じてるがゆえ。
夫をせかしちゃいけません。
まずは相手のペースや行動パターンを読んで、じっくり待つこと。
特にセントバーナード犬のヨーゼフは疲れやすいのです。
だから私はゆっくり待ってあげる。
夫も妻の話を無視しちゃぁいけません。
女は自分に関心を持ってもらえないのが一番辛いのですから。
男も女もポイントさえつかめば、
ちょっとしたことで嬉しくなる単純な生き物ですね。
うん、結婚生活は人との関係の築き方をたくさん学べます。