私が子供のときは、毎年のように、年末年始に忠臣蔵の特番がありました。

 

 

5時間スペシャルとかザラ。

誰が見るんだこんな長時間、と思うんだけど、やっぱり親戚のおっちゃんとか大好きで、絶対見るの。

 

お正月に遊びに行くとずっと忠臣蔵やってて、チャンネル変えること許されず、地獄のような時間を過ごしたものです爆笑

 

 

だって、このお話退屈でガーン

 

浅野内匠頭がキレて吉良上野介を斬りつけ切腹。

家臣の四十七士がお殿様の無念を果たすために討ち入り、最後全員切腹。

 

死んでばっかりで暗いし、動きも少ないにっこり魂

 

 

で、結局何が言いたいんだろ、と。

そこがいちばん納得いかなかった。

 

 

上司に忠義を尽くすのが美しいって話? 

 

まあ。。。

美しいし立派かもしれない。

 

けど共感は出来ないな、と思っていました。

 

 

 

でも、小名木先生の解説でスカッと意味がわかりましたキラキラ

 

 

 

浅野内匠頭は、個人的な怒りで吉良氏を斬ったんじゃない。

 

四十七士は、上司の無念をはらすためだけに自分の命を捧げたわけじゃない。

 

 

 

そういうことだったのか不安キラキラ

 

これなら何回も見たくなるのもわかる。

(昭和の忠臣蔵は明らかにこういう作りではなかったけどあせる

 

 

子供に語り継ぐべきお話です。

 

こうやって、志あるたくさんの祖先のおかげで日本の国はずっと守られてきたのだと。

 

 

 

 

 

 

そもそも侍の刀は、間違いをただすためにのみ使われるべきものなのです。

そして、ただすためとはいえ、刀でひとを殺めたものは、必ず切腹をすることが武士の決まりとして原則定められていたようです。

 

チャンバラみたいにバッサバッサ斬っといて、また来週〜、なんてのはただのエンタメですね。

切捨て御免ってやつとの矛盾点が私にはよくわからないけど、でも刀でひと斬っといて、あーダイジョブダイジョブって許されてたら、260年も秩序を保てるわけがない。

 

帯刀を許されたものはその責任を背負い、力は弱いもののために使う。

武士の世では、それが当たり前のあるべき姿でした。

武士道って、とてもとてもストイックなんですね。だから、町民農民もそういうお侍さんを尊敬していた。

 

農民はみんなの食を支える。

町人たちもそれぞれの仕事をして役割を果たす。

日本で特別な権威を持つのは天皇のみ。

あとは身分の上下ではなく、役割分担です。

 

武家で家督を継がない次男坊以下は、普通に農業したらしいですし。

逆に例えば二宮尊徳なんかは、貧しい農家生まれの寺子屋出身、でも皆のためによいはたらきをしたために、武士の位を与えられている。

そうやって緩やかに、あっちいったりこっちいったり出来てた事実があります。

 

そもそも日本は、天皇陛下ですら、国民のためにはたらいてくださってますよね。

お金持ってる人が偉いとか、身分に上下があるとかいう価値観、明治以降なんですかねー。

 

学校で習う歴史は退屈でしたが、

本当の歴史からは学べることが山ほどあっておもしろいですねニコニコ

 

 

こんな本当の歴史の話をもっと聴きたい方へ、

 

小名木善行先生の講演会のお知らせですひらめき

 


1月29日(日) 19:00ー21:00

 

「古の都、此れからの京都」ー京都をかっこよく!ー

 

 

京都、奈良あたりの方、ぜひよろしくお願いします!!