先週、うちの坊やは腸風邪でえらいことになってました。

焼き鳥屋の生肉が当たった可能性が高い。

やっぱし子供は生肉とかあんまり食べない方がいいですねぇ泣き笑い

 

 

 

ところで、坊や、7歳にしてようやくジャンケンができるようになってきました〜笑い泣き

 

まだ出すテンポは少しゆっくりなんだけど、とりあえず出すし、勝敗もわかってきたみたいです。

 

そして、大体同時に、時間(時計)も理解しはじめてます。

 

 

こういうの、ABAで何度も教えようとしたけど、うちの子はどうしてもわからなかった。

その場では覚えて、わかったのかな?と思っても、時間経つと忘れるし、ただ繰り返しても理解できる気がしないし、いい加減うんざりしてくるし。

 

 

でも今、繰り返し教えなくても、あ、そゆことイヒ、てなってきたのは

おそらく、「上下感覚」&「左右感覚」がついてきたから。

 

 

はてなマークはてなマークはてなマークとなると思うので、ゆっくり説明します。

 

 

息子は、年長の時点で「上下感覚」がないことがわかりました。

重力感覚、と表現してもいいかもですが。

そこから、上にものを投げる、下にものを落とす経験を、遊びに取り入れてやってきました。

逆に、上に投げる、下に落とせるができてれば、上下(重力)感覚あり、問題ないです。

 

 

こういった指導をしてくださってる先生は、とにかく「訓練」が大嫌い。

毎日とか、繰り返しとか、やめちまえと。

うちはリラックスする場所だし、親が指導者になることもよくないよ、と。

 

遊び感覚で、親子ともにストレスにならない程度に、思い出したときにやる程度か、もうお教室に任せてくれて構わない、とおっしゃるので、私はこのプログラムに関してはほとんど何もしてないです。

(他に運動プログラムを併用してて、そっちはガッツリ毎日やらせちゃってますがキメてる

 

 

でもゆっくーりと1年の時間をかけて、手を替え品を替え上下左右の感覚伸ばしてきたことで、秩序とか順序、時間の流れみたいなものが理解できるようになってきたのだなと実感してます。

 

 

先生はあまり細かく説明されないので私の理解になりますが、上下左右の感覚は、物事を理解するための「枠」というイメージです。

 

こういう感覚は、健常の子供は自然に身につけるし、自閉児でも後天的に発達が折れたタイプだと持ってる子が多いようです。

しかしタクオは生まれた時から自閉です、多分。(生まれてすぐから明らかに聴覚過敏だったので)

そしてやっぱりこの感覚持ってなかった。

 

 

自閉児って、入力はめっちゃ得意な子も多いんだけど、混沌とごっちゃに入れてる。

でも、枠があれば整理でき、出し入れしやすくなってくる。そんな感じだと思います。

 

 

「療育」的な支援方法で言うと、マトリックス使ったり、仲間分けしたりする分野のものかもしれません。

でも机上で、頭だけでやることに意味がないこと、今よくわかります。

身体使って体験しなければ。

こんな基礎的な「感覚」は、頭で理解することじゃない。

体に入れてこそ初めて活きてくる気がします。

 

 

そして、私がいちばん言いたいことは、

 

感覚は育てることができ

一旦感覚を身につければ

理解できることがグッと広がる可能性があるってこと物申す

 

 

「理解できない」「表出できない」ならば、テストすれば知的障害と判定されます。

しかし「理解できない」「表出できない」のはなぜか? 

 

知的障害だから。

なんてことを多くの専門家や医者は恥ずかしげもなく言いますが、これは全く論理的ではなく、答えになってないことわかるでしょうか。

 

「理解できない」「表出できない」のは知的障害→知的障害だから「理解できない」「表出できない」・・・

無限ループ。ここをぐるぐるしてても永遠にどこにも辿り着きません。

無思考だとこうなります。だから医者や専門家は厳選しなければならないのです。

 

 

だからと言って、じゃんけんが理解できないのは、上下感覚がわかってないから、なんて、普通結びつかないと思う。

上下がわかってない、とか重力感じられない、なんてことすら、大多数の専門家は想像もしない。

(ただ、レベル高い人ならわりと知ってるかも)

そして、矛盾するようですが、そこに論理性があるかと問われると、・・・ないかもしれないニヤニヤ

 

けど理屈はわからなくても、直感的に、なんか繋がってそうだと私は納得します。

「障害」は言葉通り壁(バリア)であり、その子の壁となってるものを壊すことができたら、世界が一気に広がることは実際にある、と感じるのです。

 

 

そんな風に、どうやったら育てることができるのかをじっと見つめ、考え、方法を探せば、私はどんな子にも伸びる可能性があると思っています。

ポイントは大抵神経や感覚で、運動がそれを伸ばす鍵になるということは、自分の経験的に正しいと思う。

 

 

息子はもう小学生だけど(むしろすでに小学生になったからかもだけど)私はあまり焦ってません。

周りに遅れずについて行くことより、7歳の今はまだ、生きて行く上で必要な感覚をしっかり養うことが大切な気がしてます。そうなってから、あとでぼちぼち追いかけていけばいいかなあって歩く

 

 

発達は、人間の進化の縮図。

ほんとに興味深いですねーひらめき