自閉症+軽度知的障害を持つ、4歳の息子タクオの成長記録のブログです。
3歳3か月からABAメインで家庭療育に取組んでいます。
4月以降、荒れまくって、地獄のような日々を経て、ふと気づくと最近、何だか調子がよいような気がします。悪い時ってはっきりわかるんだけど、よい時って気づけばアレ・・・?て感じで、積極的に掴まないとさらっと過ぎてしまったりするものです。
10連休、いろんな理由からほとんどデスクでのセラピーが出来ませんでした。
ほんとはせっかくべったり一緒にいられるんだから長時間セラピーやりたかったけど、ずっと不安定で、無理にやらせても結局ケンカみたいになること多かったから、思い切ってスパッと休んだのが結果的によかったのかもしれません。
また、最近はDTTだけでなく、ずっとやってきたワーキングメモリ訓練の負荷を少し上げ、ブレインジム+BBAというとっても簡単な体操(+マッサージ)も取り入れました。
ワーキングメモリ訓練については過去の記事をご参照ください。
当時から最近まで、4-5枚の数字カードを後ろから順番に言うってことしかしてこなかったんですけど、最近になって4枚をガッツリ覚えた上で「(左から)3番目は?」「2番目は?」などと質問して答えさせるように少々負荷を上げました。
本来はそういうやり方するらしいんですが、確かにそこからタクオが少し変わり始めた気がしています。そして、正しいやり方しないと効果がないってのも、そうなのかなって思います。
今までお遊び程度にしかやって来なかったですが、真剣に取り組んで成果を出しておられる方のブログをいくつか発見してやる気になりました
しかし、「(左から)2番目は」「3」なんて、相当ややこしいやり取りだと思うのですが、日常会話ままならないわりになんかこういうお勉強お勉強したものが意外とスルっとできたりするタクオ。
別に面白くもないと思うんだけど。ほんと謎。。。
ブレインジムというのは、学習障害のひとに効果があると言われている、簡単な体操です。
** 簡単=短時間で出来るシンプルな動作って意味ですが、発達障害の幼児にとってはなかなか難しいです。
そして、ブレインジムが出来ない幼い子供のためにBBA(Building Block Activity)てものが存在するらしい。
BBAは大人が子供にするマッサージのようなものです。うちは併用しています。
やってみて、タクオには「正中線を超えて動く」ってことが難しいことがわかりました。
発達障害を持ってると、やはり出来ない子が多いみたいです。
ブレインジムってなんじゃいって感じですけど、身体の動きの自由度と発達って繋がってるみたいで、身体を動かすことで発達促進するみたいな。感覚統合に近いのかなって思うけど、ブレインジム関係者は、違う!っておっしゃってました。
まぁ、私にとったらジャンルとかどうでもいいんです。
とりあえず害がなさそうで(失礼な言い方ですが)、やってみる価値ありと判断したら、試してみるってだけ。
「正中線を超える」は太田ステージでも出てくる課題だから、やはり必要な動きなんだと思います。あ、ブレインジムは別に正中線を超える動きをするための体操じゃないですけどね。
ただ、たくさんある動作のうち、最もメインのいくつかの動作の中に含まれています。
本読んだら何となく内容わかったし、短時間で出来るからちょこっと取り組んでみようかと。
朝やって頭がクリアになったらいいな、と朝ごはん前にやってます。
どれもわりと負担が少ないため、するっと習慣化できました。
長時間のDTTが日常の我が家からすると、こんなんでいいのか?てくらいの手軽さですが、意外と効果ある気がしています。
薄皮一枚はがれた程度にコミュニケーションが取りやすくなりました。
具体的には
ダンスをやるように
タクオはダンスにぜーんぜん参加しない子でした。
嫌いじゃなさそうだけど、身体の動かし方がわからないってことが大きい印象です。
ブンバボーン毎日見て、見るのは楽しんでる様子ながら、自分の体はほぼ動かしたことがなかった。身体持ってやらせようとしても、拘束されるのは嫌がるし。
でも新しい体操「からだダンダン」の不思議な魅力に、つい「ゆーらゆら。クリオネ」とやり始め。自分からやるなんて。チャンス
うろ覚えですが、とりあえず私がやってみたら、なんかついてきました。
超下手だけど 嘘みたいな不器用さ。やっぱりいろいろと困難持ってるんだな。
はじめは麦チョコチラつかせながらでしたが、ちょっとやり始めると少し抵抗が減ったようです。ついに山が動いたか。。。
絵本をきいていられるように
赤ちゃんの頃、タクオは絵本が大好きだったのですが、明確に自閉症っぽい行動が増えた2歳過ぎ頃からでしょうか、じっと聞いてられなくなり、読み始めるとイラついたように自分は別に本を手に取って眺めはじめたり、ウロウロしたり、とにかく聞いてくれなくて。
子どもが生まれたら、たくさんたくさん本を読んであげるんだと夢見てた私は、ほんとに悲しい思いをしてきました。。。
それが、またすこーし聞けるようになってきました。
もう赤ちゃんじゃないから、音の響きが面白いとかそういうのでなくて、ある程度ストーリー性があるものを選んで読んでいます。
これもつみきの会の課題です。
課題として設定されてなかったら、敢えて読もうともしなかったかもしれない。
全然聞いてくれないだけでなく、イラついた態度されたり、妨害されながら読むって、ほんと心折れるから。
ストーリーは、正直今のところよくわかってないと思います。
今までストーリー追うような経験をほとんどしてないし、難しくても仕方ない。
それに、お話楽しむのにもワーキングメモリ必要ですよね、多分。
だから、ただ読むだけじゃ聞いてもらえないので、常に気を引きながら、内容理解の助けとなりそうな質問をしながら、はしょりながら、読んでいきます。
というか。とりあえず内容を伝えていく感じ。。。
でも、わからなくてもとにかく聞くことが大事。
聞いてるうちにだんだん言葉が溜まって、理解出来るようになるかもしれません。
文法なんて、たくさんたくさん文章聞かないことには身につかないと思うし。
粘土の型押しが出来るように
定型なら2歳くらいのレベルかも
型押し自体は今までもやろうと思えば出来たけど、「だから何だよ」状態だったんです。
とりあえず一個抜いて、はいやりました~、てバーッとどっか行っちゃう感じ。
それが、ある程度「楽しんで」出来るようになったような。
クッキーのように見立てて私に食べさせてくれたり、誘導したら重ねてハンバーガーやサンドイッチを作ってみたり。
そんなんで10分程度やり取りしながら遊ぶことが出来ました。
じっと座って一つのことに私と一緒に取組み、やり取りが出来るってこと自体がタクオにとってはすごいことなんです。落ち着いて、部屋の中で一緒に遊べるなんて
なぞるのが上手に
なぞって簡単なものを書くのが上手になってきました。
まだ白紙にフリーで書かせるとえらいことになりますけども
あ、でも母の日の似顔絵はちゃんと目と口があって顔になってて感動しました
(去年は顔の輪郭+横線だったのが、今年はまーるい目と赤い口と髪の毛2本もついてきた)
スケジュールを一発で理解
朝の着替えが異常に遅いタクオのため、ついにスケジュールボードを作成しました。
マジックテープでボードにくっつけ、終わったら一個一個はがしていく、定番の仕様です。
でも作ってみたら、朝は工程が多いから、まず夕方で練習しようと夕方のボードも作り。
合計3時間くらいかかったかな。。。
そして作った日、試しに夕方のボードを示してみると、「くつをそろえる」「てをあらう」「(かばんから)すいとうとおはしだす」と自力で普通に読み上げ、行動しはじめました。ええっ
初日は一緒に読んでひとつひとつ教えようと思ってたんですけど。
文字だけだったら理解しにくいかも、と絵もつけたのに、絵なんか見やしない。
終わったら1個1個ぺりっとマジックテープはがしてもらう予定だったのですが、そんなのどうでもいいみたいで(まぁ、面倒っちゃ面倒か。。。)、リストのままさっと読んで行動してあっという間にタスク完了。
私の中ではまあまあ高度だと思ってたことなんですが。。。え~。。。
どこがわかってどこがわからないんだか、ほんとに不思議だわ。。。
けど、朝は全然ボード見ず。
3時間かけて作ったボード、見たら理解出来るのに、見ないのかよ。。。
見ないからもちろん従ってもくれず、当初の目的の着替え時間の短縮には全く助けにならず。
結局着替えは横でちょっと手助けしながら励まして、どうにかやり過ごしています。
「~して」の表現が増える
最近やたらと寝起きがよいタクオ。
お恥ずかしい話、私より起きるのが早いです。(私は寝起きが超悪い。。。)
母が起きないから、朝からひとりで室内遊具で遊んだり、別室で寝てるお父さんを起こしに行ったり。あ、父も時間まで絶対起きないですけどね。
暇になり、ゴロゴロしてる私に向かって「お目目あけて!」と言ってきました。
そんなに上手に言われたら開けないわけにいかない。パチッと目を開けると、今度は「お目目閉じて!」「開けて!」と遊びだしました。
こっちも負けずに「お目目あけて!」「とじて!」と指示を出すと、ちゃんと従ってくれました。ついでに「足上げて!」「下ろして!」とか言って遊べました。
なんか、通じた感じ。。。
しんどい時期長かったけど、すこし落ち着き、ほっとしています
ちょっとでもよい時こそ、意識してひろってこー