6、流れ・・・2 | 初めての。。。

6、流れ・・・2

彼は私の手をつないだままベッドに倒れ込んだ。

Kさんは本当に眠そうで目がしょぼしょぼになっている。
そんなKさんを見ていると、なんだか笑みがこぼれた。
子どもみたいに見えたから。

31歳になるような男の人を「かわいい」なんて思ったことは
今まで一度もなかったけど
愛おしいと、ふとした瞬間が「かわいく」みえるんだなぁって
感動してしまった。

一緒にベッドに横たわりながら、ちょっとリラックスしている私をみて
Kさんは自分の上に私をのせた。

私「重たいよ。」
Kさん「こんなん重たくないよ。重かったらのせへんわ。」

背中を ポン ポン ってなでてくれる。
暖かい手だったのか冷たい手だったのかわからないけど
安心できて、暖かい気持ちで、ドキドキした。