4、告白2
(つづき)
長くて深いキスは初めてだった。
彼は私に経験がないことを知っていて、首を傾げて聞いてきた。
Kさん「驚かへんの?」
私「驚いてるよ」
Kさん「そんなふうには見えへんけど?」
私「あまりに突然で、頭の中が真っ白なん・・・」
Kさん「ふ~ん」
そう言いながら、もう一回キス。
どうしていいのか分からない気持ちが
車の隅っこに逃げたいような行動に出てしまって
彼の手が私の頭をささえてなかったら
車の助手席のドアに頭を打ち付けてしまっていたと思う。
その時の私の表情は豊かでなかったけれど
彼には色々なことが伝わっていたみたいで
Kさん「初めてやんな?」
私「うん。こういうのは初めて」
Kさん「どうやった?」
私「まだ、頭が真っ白」
Kさん「嫌やった?」
私は言葉にならなくて、そうやって聞かれたことが悲しくて
変な顔になって、頭を左右に振るしか出来なかった。
それを見た彼は、やさしい微笑になって「ゴメン」とでもいうように
またキスしてくれた。
どうして上手に気持ちが伝えられないのかな。
どうして可愛らしくできないのかな。
どうして「嫌やった?」って質問させてしまうようなことになったのかな。
どうして・・・
どうして・・・
泣きたい気持ちになってしまって困った。
長くて深いキスは初めてだった。
彼は私に経験がないことを知っていて、首を傾げて聞いてきた。
Kさん「驚かへんの?」
私「驚いてるよ」
Kさん「そんなふうには見えへんけど?」
私「あまりに突然で、頭の中が真っ白なん・・・」
Kさん「ふ~ん」
そう言いながら、もう一回キス。
どうしていいのか分からない気持ちが
車の隅っこに逃げたいような行動に出てしまって
彼の手が私の頭をささえてなかったら
車の助手席のドアに頭を打ち付けてしまっていたと思う。
その時の私の表情は豊かでなかったけれど
彼には色々なことが伝わっていたみたいで
Kさん「初めてやんな?」
私「うん。こういうのは初めて」
Kさん「どうやった?」
私「まだ、頭が真っ白」
Kさん「嫌やった?」
私は言葉にならなくて、そうやって聞かれたことが悲しくて
変な顔になって、頭を左右に振るしか出来なかった。
それを見た彼は、やさしい微笑になって「ゴメン」とでもいうように
またキスしてくれた。
どうして上手に気持ちが伝えられないのかな。
どうして可愛らしくできないのかな。
どうして「嫌やった?」って質問させてしまうようなことになったのかな。
どうして・・・
どうして・・・
泣きたい気持ちになってしまって困った。