1才3ヶ月タラちゃんのモン、アンヨもすっかり習得し、
自分の思うままに動くことが出来る。

しかし、お喋りは、まだ出来ない、モン。
私の言っていることも、きっと上手くは理解していない。

モンと外へ出掛ける時、彼は暴走してしまういくぞーーー
なぜか、私の行きたい方向とは逆を行く、モン。


「モーン、そっちじゃないよ~!あーん


という、私の呼び掛けも、
何かに取り憑かれたかの様に、
ヨタヨタと前進ペタする彼の耳には届かない。


結局、私は、あちらこちらへ走る追いかけては、
モンの方向転換をしなくてはならなくなる。
ちっとも目的地には辿り着けないのである。

で、最終的に、抱っこをして目的地を目指すことになる。

今日も、夕方、近所のスーパーへ夕食の買い出しへ行った時のこと。
いつもの如く、私はモンをスリングで抱っこし、
買い物カートを押し、精肉売り場で肉を物色していると・・・


あんた~、元気ねぇ!!


スリングで抱っこされていたモン、
上半身を右へ左へよじっては、キャービックリマークとかウービックリマークとか騒いでいたのを
見ていたらしい、おばさんが寄ってきた。


で、で、で、、、

出たな!帽子かぶせオバサン叫び


モンは、今までにも何度も、このオバサンの被害にあっている。
「元気ね~、かわいいわね~。」
って、それだけなら良いのだけれど、
いったんつかまってしまうと、あとが長いあせる


「ニコニコして~」

そう言いながら、おばさんは、モンにチュー顔をしようとする。


ひゃ~!やめて~叫び



心で、そう叫びながら、なんとか、おばさんチューをかわした私。
そんなことお構いなしのオバサンは更に続く。


「なんか良いことがあったのね~」

そう言いながら、モンのパーカのフードに手を伸ばし、
フードをかぶせようとするオバサン。

今まで笑顔だったモンも、明らかに嫌がっている。

「ダメよ~、あんた髪の毛がボサボサなんだから!」

無理矢理にフードをかぶせるオバサン。

ついに泣き出すモンショック!

おいおい・・・


髪の毛がボサボサって、アンタが、クシャクシャにしたんでしょ・・・
ていうか、うちの子、泣いてるし怒

と、ツッコむ度胸の無い私。
結局、泣き寝いりの私たち親子サザエさんタラちゃん

こんな時、

やめてください!ピシャリえっへん

と、言える日本人になりたい。