3月19日、父が亡くなった。
夜7時頃にお風呂に入り、脳卒中でそのまま帰らぬ人となったらしい。発見は翌日午後1時頃、第一発見者はヘルパーさんだった。
昨夜はお通夜、今日告別式だ。
実は先々週末に母の一周忌を終えたばかりだった。
その時父はとても元気で、少し認知症はあったが体はすこぶる健康だった。(ヘビースモーカーだったので、血管は脆くなっていたのかもしれないが)母の法事を終え帰る時、「お茶一杯飲んでいきな」と言われたが、テーブルが散らかっていたのと、話が長くなり出発が遅れるのが嫌だったので、「急いでいるから」と断ってしまった。少し悔やまれる。
父には浪費癖があり、最近では遠くまで買い物に行けないせいか通販を利用する癖がついていた。知らぬ間に定期購買の契約を交わしていて、勝手に送ってくるからと料金を支払わず、毎回私が処理をしていた。1年前にそれが原因で大喧嘩となり、とても嫌な思いをしたので、その後は指摘せず、後始末だけ行っていた。今回は4万円とかなりの金額だったので怒りの感情が湧いてきたが、それをグッと抑え喧嘩に至らなかった。本当に良かったと思っている。最後が喧嘩別れじゃ辛いもんね。
母の命日が3月20日。そして父は3月19日に亡くなった。
私は責任感の強い母が、これ以上子供達に迷惑をかけられないと、問題児の父を迎えに来たのだと思った。母よ、流石です。死してなお責任を果たすなんて!しかし兄は、父が寂しくなって母のところへ行ったんじゃないかという。兄妹でもこんなに感じ方が違うものなのかと驚いたが、確かに母が亡くなってから1人で寂しそうではあった。
こんな事を言うと不謹慎に思われるかもしれないが、母の時ほど悲しさは無い。
母親の時は本当に悲しくて、気が狂いそうだった。自分の親が亡くなってさほど悲しく無いなんて、自分でも不思議な感覚。でもこれは現実。仕方ない。清く受け止めようと思う。
子としての最後の使命、お見送りに行ってきます。