ラバー・ソウル/講談社

¥2,052
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皆さんこんばんは~ヾ(*´∀`*)ノ

GWまっただ中という人も多いのではないでしょうか。
管理人はニートみたいな生活なので関係ないですがね!!
最近は本以外の趣味に時間を割き気味なんですが
またペースを戻していこうと思ってます。

さて、本日の本は井上夢人さん『ラバー・ソウル』です。
ビートルズ好きな方にはピピンとくるんじゃないでしょうか、
そう彼らの有名なアルバムがキーアイテムになっている小説です。

容姿コンプレックスから引きこもりがちなライター鈴木誠。
彼は雑誌の撮影会でモデルの美縞絵里と出会う。
度重なる偶然から鈴木は彼女に思いを寄せていくが……。

以下ネタバレ感想

登場人物達がインタビュー形式でとある事件を振り返ります。
それは、異常者の怪物・鈴木誠が美人モデル絵里に
一方的に好意を抱き、彼女に近づく男を消し去っていく……。
というそれなりによくあるクライムストーリー……。

のはずが、やられましたー!
ラストの50ページくらいでひっくり返されました。悔しい。
確かにねー違和感あったんですよ!(言い訳!
絵里が携帯をすぐに処分しなかったり、
新しい携帯にしたのに鈴木が番号知ってたり!
さしずめ井上夢人さん版『容疑者Xの献身』?

前半から金山さんの執事っぷりにほれてましたが、
後半この人が全部持ってったね!全部ね!
「おわかりになるでしょうか。
誠さんは、このとき、生まれてから一度も味わったことのない幸福感のなかにいたのです」
を超然と言い放つ執事すげえよあんた!!
執事と誠の日常スピンオフとか出してくれよ!

いい意味でぞっとさせられる素敵な終わり方でございました。

ビートルズに詳しかったら小ネタがわかってもっと楽しいはず。
これからいろんな感想サイト巡りをしてネタを収集する!