海底二万里(上) (新潮文庫)/新潮社
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海底二万里(下) (新潮文庫)/新潮社
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みなさんこんばんはー(*´∀`*)
 
2014年いかがお過ごしでしょうか。
管理人は今も半ニート生活をしておりますが、
今年はとある資格を取るために勉強しようと考えています。
脱!脱ニート生活!そして収入のある生活への飛躍!
 
明日からセンター試験だそうですね。
よもや受験生がこのブログを読んでいるわけはありませんが、
頑張れ若者……このような大人になってはいけませんよ……。
 
さて、本日ご紹介いたします本はジュール・ヴェルヌ『海底二万里』です。
いやー、大好きなんです、この本。小さいときに少年少女向けに書かれた
本書を読みまして、ネモ船長に惚れました。
その冒険心・探究心にあふれ、時折見せる人間臭さに
管理人は清らかな初恋を捧げてしまいました……(このころから痛かった自分
今回新しく訳が出ていたので、久しぶりに読み返しました。
 
『海底二万マイル』と言えばだれでも名前は聞いたことあるけど、
それって実はどんな話?っていう人が多いんじゃないかな……?
ディズニー映画だと思っている人もいるんじゃないかな……?
1954年の映画、私も繰り返し繰り返し見ました。
あのヘルメットみたいな潜水服着てみたいなぁと思っていました。
 
ちなみに正式なタイトルは『海底二万リーグ』です。
マイルとは少し単位が違うんですが、ゴロがいいのでマイルや里にしたらしい。
1リーグ=4kmらしいので『海底二万リーグ』は『海底8万km』。
地球一周が約4万kmなので、海底で軽く地球2周したってことですかね。
 
以下簡単すぎる感想。
 
もう、これは壮大なお話かつ膨大な知識、そして管理人の思い入れのせいで
なんだか語るには及ばない名作な気がします。
大きなちょっと腐ったお姉さんになってしまったせいで、
アロナクス教授と忠実すぎる侍従コンセイユの関係で
おいしく萌えたりですね、
怒りっぽいネモ船長と優しい教授に萌えたりですね、
楽しみがさらに広がりましたね!!!←正式なファンのみなさんには土下座
 
女子が一切出てこないので、武骨な印象が全編通してありまして、
そこに海洋ロマンのすべてをぶち込んだ冒険小説のお手本みたいな作品です。
印象的だったシーンは、難破船が沈んでいく場面、
海底でのお葬式で思わず船長が落涙してしまう場面、
真珠採りを助けて施しをしてあげる船長、
仲間を巨大たこ(これはダイオウイカなのかな?)と戦う場面、
復讐の為に戦艦を轟沈させた後に(多分奥さんと子ども?)の写真を見て
膝から崩れ落ちて号泣する船長……。
 
船長の秘された過去と復讐に巻き込まれてしまったアロナクスの
戸惑いや共感や反発やネッド、コンセイユとの仲間意識。
ああ、もう筆舌に尽くしがたい。
1シーン1シーンが名シーンと言っても過言ではないです。
もうこれ感想じゃない。感情の書き殴りみたいになってる。
 
今回の読み返しでは分類フェチのコンセイユが好きになった。