学び続ける力 (講談社現代新書)/講談社
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なぜかお尻の左半分だけが痛い管理人です。
なぜ?神経痛?時々我慢できないくらい痛い。
日常生活で痛くなるほど使ってないよ、尻。
 
さて、今日は池上彰さん『学び続ける力』。
最近ね、ミステリーとかSFだけじゃなくてこうなんというか、
大人になる上で大切なこと学ぼうやと、思ってます。
このままクソニートで大人になってええんかと(もういい大人ですが)
なので、ミステリー・ホラー・実用書と、
さらにジャンルを広げていきたいと思ってます。
 
池上さんといえば子供ニュースのお父さんですよね。
小難しい政治や世界情勢のことを本当にわかりやすく解説される。
でもわかりやすく説明するのがどれほど難しく、
練りに練られて到達したのか、というのがこの本を読むとわかります。
 
専門用語で端的に、かっこよく説明するのはただの専門家。
だけど今の時代に求められる教養は
専門をいかに大衆に伝えるか、という自分の中での咀嚼。
3.11の原子力不安の時に池上さんは
理系と文系の間の溝を深く感じたそうです。

何かを学びたい!又は学びたいけど何をどうすればいいのかわからない。
学ぶってそもそもなんだろう。そんな疑問を持っている人には
ぜひ読んでいただきたい良書だと思います。
 
以下、気になったところを個人のためにメモ
 
「すぐ役に立つことは、すぐ役に立たなくなる」
これは響きましたね。これから本当に必要とされる教養ってなんだろう
株式や投資・ビジネスはすぐ役に立つがすぐに変遷する。
サイエンス(科学)は永続し、テクノロジー(技術)は移り変わる。
回りくどくても、基本・根本を身につけるというのは
実は普遍の考え方を身につけていることになるのだということですかね。
 
メモをとる力が大事。
キーボードで打つと、言葉を音声でしか理解できない。
単語として理解して、それをつなげる能力。
ノートは左に授業・講演の単語だけ書き出し、
右にそれをつなげて文章を作る。疑問点・意見を書き足す。
 
キーワードを見つけ、つなげ、論理的に話す。
 
説明力。説明が簡単にビジュアル化できるとわかりやすい。
左脳と右脳で説明。
 
読書はただのインプット・消費活動。
水をざるで掬っているに過ぎない(ほとんどが身につかない)。
でもそれを何度も何度も繰り返せば少しは……!
(ショーペンハウエル『読書について』)
 
『君たちはどう生きるか』を読む。