- 綾辻行人と有栖川有栖のミステリ・ジョッキー(1)/講談社
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皆さんこんばんはー(*´ω`*)
唐突ですが、
一ヶ月間ブログをお休みします。
というのも職場で試験を受けなければならないのに、
勉強が全くできてないから\(^ω^)/
本日の本はもう自分用にメモだけ。
綾辻さんと有栖川さんの『ミステリ・ジョッキー①』です。
これは作家さんの裏話とか聞けてなかなかよかった!
それに加え、厳選されたアンソロが
そのまま掲載されてます!
①技師の親指 コナン・ドイル
ホームズもの!親指がちぎれるとか((((;゚Д゚))))
ドラマチックな展開に、
「え?(゚д゚)」となるホームズの卓越した推理が光ります。
②赤い部屋 江戸川乱歩
既読
③恐怖 竹本健治
竹本さんはお二人の復刊で初めて読みました。
恐怖を如何にして克服するか対決する二人
「負けたら坊主」がロボトミーにうまく生きてきます。
④開いた窓 江坂遊
SSばかりをお書きになる作家さんだそうで。
お墓に窓がある旦那の未亡人が
その窓を閉めにくるが……。
⑤踊る細胞 江坂遊
ES細胞を制御するDD細胞。
その細胞はほくろのように見えるというが……。
「どこが本体なの!?」という恐怖は
短編にもあったような気が。
⑥残されていた文字 井上雅彦
井上さん好きだー!!
場面が変わったと見せかけて、
実はそれも死のまぎわの小説だった。
ぷつりと途絶えた文章に
はっとさせられる。
⑦新透明人間 ディクスン・カー
生首が喋る例の手品を応用した作品。
それだけでなく、告発者が実は覗き魔だったりと
お話としても面白い。
お前なんで双眼鏡持っとんねんwwみたいな。
手品とミステリーの関係は大変興味深い!
⑧ヨギ ガンジーの予言 泡坂妻夫
3つの予言を一つずつずらす手品。
泡坂さんはプラスして
鉛筆の色という演出を加えています。
ラジオによる事件の勘違いとか、
これに影響を受けた作品は多そうだな~。
⑨黒い九月の手 南條範夫
ザ☆パズルミステリー。
あっという驚きというよりは、
地道に可能性を検証していくタイプの作品。
前半の政治色が強い話と、
後半のパズル部分があんまりうまくかみ合ってないような……。
⑩ガラスの丸天井付き時計の冒険
確かにお二人の言うように、
推理の粗は探せばいくらでもあるんだろうけれど
最もらしい理論で犯人を追い詰め、
ラストにひっくり返す快感は
やはりミステリならではの楽しみ。
明日もう一冊くらいご紹介してお休みです!
皆さん良いミステリライフを!