こんばんは🌇臨港線と申します。

昨日、こんな記事がネットで話題になりました。

西濃鉄道「改善指示」発出 施設変更の法手続せず、輸送障害届け出ず、検査周期超え | 鉄道ニュース【鉄道プレスネット】リンクnews.railway-pressnet.com

 

 

 西濃鉄道はJR東海道線美濃赤坂駅から猿岩駅までの路線を保有する貨物専業の鉄道会社で、実際には美濃赤坂-乙女坂までの区間を営業し、乙女坂-猿岩までは、機関車の機回し用に利用しています。
 
 上記の記事にはこのようなことが書いてありました。
国交省中部運輸局より、西濃鉄道に対する業務改善指令が告示された。
・転轍機やマクラギの更新について規則に則る報告を行わなかった。
・2018年より2021年までの4年間の間、3件の輸送障害が発生したが、報告を怠った。
・線路に関する検査について整備基準値を超えていたにもかかわらず修正を行わなかった。
・JR貨物の機関車から西濃鉄道の機関車に付け替えた時点でブレーキテストを行わなかった。
・検査周期を超えて使用していた列車があった。
・重要部検査について、不十分な箇所があった。
・鉄道電話の撤去
・通票を持たずに列車を運転していた。
・駅長の指示なく列車を発車させていた。
・列車を時刻通りに運転していなかった。
などなど結構な数の違反をしていたようです😅
 
専用線のような路線ですが、これは普通の鉄道路線のはずです。専用線の規則についてはよくわかりませんが、鉄道を安全に運行するために行わなければならないことを怠っていたようです。
 
3年前に西濃鉄道を撮りにいった時も貨物時刻表よりも早い時間に走行するので時刻表があまり当てにならないなと思っていましたが😅
 
 西濃鉄道では製鉄の不純物を除く工程で必要となる石灰石を毎日愛知県東海市にある日本製鉄名古屋製鉄所へ届けるための物流を担っている事業者です。
 
 これを受けて日本製鉄はどう動くかはわかりませんが、“次があれば”改善指令を受け入れ、実行に移してほしいものです。
 
 会社の生命線がこれだけなのにどうしてこんなことをしてしまったのか…。

 SNSの投稿等も見てみましたが世間からの風当たりが強く、中には猛烈に批判している文言もありました。

 私の所見からして、厳しい批判が降りかかるのは当然であるものの、重要な石灰石輸送を継続させるための議論も必要だと考えます。
 
 せっかく秋田臨海鉄道からDE10を譲ってもらったわけですから、四度目の活躍を実現させてくれることを願っています。
 
10/21 1:20追記
先ほど西濃鉄道の時刻表を気になって貨物時刻表を見てみると1014レは14:20に美濃赤坂駅着となっていましたが、一昨日実際に見たところ、13時前に入線していました。時刻表通りではなく、荷役作業完了後にすぐ出発という運行形態が横行していました。
 
最後までお読みいただきありがとうございます😊