2008/11/21 | あぁ、タイトルをつけ忘れ・・・笑*

2008/11/21

私は嘘をつきました
小さく
声にもならない声で
「私は大丈夫」


昔庭にはたくさんの
花 オレンジ あか 白 広がって
そこで出来た苺を毎年
ジャムにしてみんなで食べました

ブランコで蝶を追いかけて
どこまでいこう 行けるとこまで
庭の終わりの壁の向こう
見てみたいなと臨みました

もがくのは 醜いですか?
蝶になるのを夢みてる
そんなことにも気付かない
何かに私はもがいてる

私は嘘をつきました
小さく
声にもならない声で
「私は大丈夫」
それ以外なんて言ったら
彼女の涙が止まっただろう?


元気がないけどどうしたの?
―どうもしない いつもの 発作
何に頼れば治るのか
考えてる そんな病気は治らない

耐えるのは 罪ですか?
蝶になるのを夢みてる
小さくなって 縮こまって
なにかに私は耐え続ける

嘘をつきました
小さく
精一杯のつくり笑顔で
「私は大丈夫」
そうすることでしか
自分を護れない弱い自分


壁の向こうは栗林だった
棘がたくさん刺さる
―痛い
栗も私と同じ
かわいそうな病気

みんな蝶になりたいの。

私は嘘をつきました
(大きな嘘)
小さく
声にもならない声で
(つくり笑顔で)
「私は大丈夫」
それ以外なんて言ったら
彼女の涙が止まっただろう?

知っていた 嘘じゃない
(蝶がすき)
だけど大丈夫じゃない
(追いつけない)
「頼りが欲しい」
そんなこと言わない
蝶は自分と戦って
蝶は苦しみに耐え抜いた

私も蝶になりたい。

みんな蝶になりたいの。

私は蝶になりたい。

みんな蝶になれるの