『6時27分発の電車に乗って、僕は本を読む』を読んで。孤独な青年の恋の物語 | ・・・   旅と映画とB級グルメ と ちょっと本 のブログ

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ジャン=ポール・ディディエローラン 著  夏目 大 訳

彼は今日も朗読する――死にゆく本を“天国”へ送るため。
パリ郊外の断裁工場で働くギレンは、本を〝死〟へ追いやる毎日にジレンマを抱えている。生き延びたページを持ち帰っては翌朝の通勤電車で朗読して〝往生〟させるのが日課だが、憂鬱な日々はある朝、持ち主不明の日記を拾った時から変わり始める――。読後きっと、いつもの景色が違って見える。人生の葛藤と悲哀、希望を描いたベストセラー小説。
(「BOOK」データベースより)
パリ郊外の断裁工場で働くギレンは、本を“死”へ追いやる毎日にジレンマを抱えている。生き延びたページを持ち帰っては翌朝の通勤電車で朗読して“往生”させるのが日課だが、門番は、いつ誰とでも詩と戯曲の形式で話す。日常は淡々と描かれる。出てくるのは普通の人たち。日常だけど、少し風変り。
憂鬱な日々はある朝、持ち主不明のUSD日記を拾った時から変わり始め―。
日記の女性に恋をしてしまう。
彼女が望む王子様になってギレンは・・・・・。
彼女の働くショッピングモールは、・・・・。
彼女はタイルを磨く・・・・・・。
新しいパリのファンタジー恋愛小説です。
毎日、通勤電車で朗読を聞けたら嬉しいね。