師匠 小説も書ける落語家 立川談四楼
『師匠!』 立川 談四楼 著
「講師混同」
小言、失敗、荷物持ち。憧れ惚れた師匠だもの。ついていきます、どこまでも―。大学の講師を頼まれた師匠についていったキャンパスで、師匠が狙っていた女子大生から好意を寄せられて
「打ちところ」
落語家はいつかは化ける。売れない、落語家が急に、何かをきっかけに、売れ出して人気者になることを言います。そこには、その噺家なりの・・・・。
「先立つ幸せ」
寄席に通うと、落語はあまり上手ないのに、踊りが上手い噺家がいたりしまして、それなりに楽しいものです。男性社会の色っぽい話と かっぽれの 踊りがまた見たくなるよな話。
「志ん生同盟」に出てくる
龍王(義足で高座に上がる)、恋山(アルコール依存症)、運平(脳内出血リハビリ中)は、春風亭柳桜、神田愛山、林家かん平の三師のモデルです。
病気をネタに、本物の芸で勝負に出ます。
「すず女の涙」
病を抱える師匠のお供で雪国へ。高座の翌朝、師匠がいない!?意外な場所で佇む師匠が見つめていたものとは師匠に振り回される若手噺家の悲哀を織り交ぜつつ、師弟の情を描いた短篇五席。
落語家は、師匠は選べるが、弟子は選べないともいえます。
多くの落語家の真打の中から誰を選んだかによってその人の落語家人生が決まっていくのでは、ないでしょうか?
そんな、師匠と弟子の落語の世界を自分の師匠談誌さんとの関係では随分苦労も多かっただろうと思われる、談四楼師匠ならではの落語の世界の人情話。
