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『歌声にのった少年』パレスチナ映画を見る。
監督 ハニ・アブ・アサド 
紛争の絶えないパレスチナ・ガザ地区で暮らすムハンマド少年。彼の夢は“スター歌手になって世界を変える”こと。仲良しの姉ヌールと二人の友だちとバンドを組み、拾ったガラクタで楽器を作り、街中で歌っていた。だが、ムハンマドの声が“最高”だと信じるヌールは、「カイロのオペラハウスに出る」というとんでもない目標を立てる。

資金稼ぎと練習を兼ねて結婚パーティで歌い、聴く者に言葉を失わせる美しい声で人々を魅了していくムハンマド。だが計画は予想もしない形で終わりを告げる。ヌールが重い病に倒れ、両親が治療費を用意できないまま亡くなってしまったのだ。姉との約束を守るため、ムハンマドはガザの壁を越えて、オーディション番組「アラブ・アイドル」に出場することを決意する──。
アラブらしい話でくるのは、ガザの密輸業者のマフィアに中古楽器を注文して手付金を払ったのに楽器はなかなか来ないのでお金取り返しにいったムハンマドは袋叩きにあってしまう。
十数年後にオーディション番組「アラブ・アイドル」に出場するためにパスポートとビザを調達しようとするが、お金もなく、大富豪のスポーンサーにはそっぽを向かれ時に、年老いた引退したマフィアにカイロへ行くための手助けを求める。「あんたには俺に借りがある返してくれ」出国のため偽造のパスポートとビザでエジプトへ向かう。
義侠心がアラブらしさがありますね。

 

監督のインタヴューより

―ムハンマド・アッサーフは醜さから美を作ろうとしていた、だからあなたは彼の実話を映画化したいと思ったのですか?

ムハンマドの物語には2つの段階があります。希望と不屈の物語、そして成功の物語です。パレスチナではこの60年間、敗北の物語しかありません。勝利の物語もなければ、サッカーで勝てるチームもなく、1960年代の革命も失敗に終わりました。しかし今、我々パレスチナ人が待ちに待った、成功の物語を手にしたのです。興味深いのは、ムハンマド・アッサーフの物語は、勝利の物語ということなのです。

1989年9月1日生まれ。アメリカの人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」の中東版「アラブ・アイドル」で2013年に優勝したガザ地区出身のポップスター。祖国への想いを歌い、“ガザの希望”“ガザのロケット”と呼ばれ、パレスチナだけでなくアラブのスーパースターとなった。現在はヨーロッパでもコンサートツアーを行うなど多忙を極めている。また、国連パレスチナ難民救済事業機関青年大使を務めるなど平和への活動を続けている。