フランス映画『奇跡のひと マリーとマルグリット』を見て | ・・・   旅と映画とB級グルメ と ちょっと本 のブログ

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『奇跡のひと マリーとマルグリット』を見て

   
 
 

   
  
  
  
  
  
  
  
 

フランス映画『奇跡のひと マリーとマルグリット』は、19世紀末のフランスに、目も見えず耳も聞こえず、口もきけないという三重苦の少女と、彼女を献身的に支え言葉と文化を教えたシスターマルグリットの実話をもとにした映画です。

 

若くして不治の病を抱え、近づく死の気配を感じながら日々を過ごす修道女マルグリットは、三重苦のマリーをひとめ見た時から彼女が放つ強い魂の輝きに導かれ、獰猛で野性児のようなマリーの教育係を申し出る。そして限られた時間のなかで彼女に「世界」を与えようと、むきだしの魂がぶつかりあう「戦い」と呼ぶべき教育が始まった…

 

イザベル・カレが作り出すシスター・マグリットのヒロイン像は、時に力強く、時にか弱い、非常に人間味あるキャラクターで、観客は彼女の一喜一憂や悩む姿、そして彼女の決意と喜びに共感することになります。

 

三重苦の少女マリーを演じたのは、自身も聴覚にハンディキャップを抱える1995年生まれのアリアーナ・リヴォアール。

 彼女は、マリー役をろう者、もしくは盲者の少女に演じてもらおうと考えていた監督のジャン=ピエール・アメリスによって見出され、本作で映画デビューした期待の新星です。

 前半部分では無愛想で暴れまわる野性児、言葉を知った後半部分ではおだやかで表情豊かな1人の若い女性であるマリーを見事に演じ分けています。

 

彼女の手話による演技は、台詞がないにもかかわらず、彼女の声がスクリーンから聞こえてくるかのようです。

 

マリーが物に名前があることを知り、手話を理解してから成長と余命短いマルグリットとの師弟愛。マルグリットがマリーに最後に教える言葉が・・・・・・。見どころです。

 

 

奇跡の人のサリバン先生と違いマルグリットは自分の弱さもさらけ出しますが、弱さがあるから人は強く生きることができると教えてくれているようです。今年一番泣ける映画は間違いありません。

 

『奇跡の人』は芝居で大竹しのぶサリバン先生、中島朋子のヘレンケラーを観劇したことを思い出しました。映画『奇跡の人』ではサリバン先生の井戸水から、有名な井戸水を手にかけて「ウォーター」という言葉をヘレンケラーが理解するところも感動しましたね。

 

泣ける 映画もいいですね。