おじさんが入った世界の温泉療養所。あなたが入浴したい温泉はどれですか?
①~⑥から選んでコメントしてね。
『祖母の手帖』=ミレーナ・アグス著を読んで。 (新潮社・1680円)
◇生涯一度の恋に秘められた物語
不思議な語り口で語られる、小さな中篇小説である。たどたどしい語り方にじれったくなったりするが、しだいに意外に深い奥行をもつ物語であることに気づくことになる。遠い、イタリアのサルデーニャ島に生きたひとりの女性の話である。
語り方のいちばん大きな特徴は、祖母、そして祖父、父、母というふうに、家族関係の名詞で押し通されることで、語り手の孫娘「わたし」も含めて名前がつけられていないことだ。家族関係という濃密な場所から、濃密な女性が語り出される。
そして、この「祖母」がまことに魅力的な存在なのだ。若い頃、井戸に身を投げたこともあるし、自傷癖もある。頭がおかしいのではないかと周囲から見られるが、「大きくて引き締まったおっぱいと豊かな黒い髪と大きな目」をもつ美女。村に疎開してきた、サルデーニャ島最大の町・カリアリの製塩所の社員だった祖父に求婚される。祖父を愛せないからイヤだ、と抵抗するが、曽祖父母の厳命によって結婚させられる。それが一九四三年、大戦末期のこと。
この祖父というのがまた十分に変わっている。むりやり結婚したのだからといって、祖母のなすがまま。すなわち、祖母は背の高いベッドのなかで、できるだけ祖父から離れ、端っこのほうでちぢこまって寝る。祖父も同じように端に体を置き、祖母に触れない。四十すぎの男の欲求を処理するために売春宿にかよいつめ、祖母はそれをみとめている、というぐあい。
あるとき、祖母は変心し、売春宿ゲームを自室でやることにし、祖父はそれを受け容(い)れる。激しい売春宿ゲームのようすがシンボリックに描写される。しかしゲームが終われば、二人ともまたそれぞれが端に行き「おやすみなさい」。ただし、ゲームの結果だろう、祖母は何度か妊娠するのだが、持病の腎臓結石による激痛がそのたびにきて、流産をくりかえす。
最初に指摘したように、語り口は鮮明ではない。既に何冊かの長篇小説をもつアグスという女性の新鋭作家は、意識的な技巧としてたどたどしい語り方をしているのかと戸惑いつつ読み進むうちに、この祖母と祖父の奇怪な関係は、だんだん神話的な色彩を帯びてくる。巨(おお)きな人間の原型がゆったり動いているような。
一九五〇年、医者のすすめによって、祖母は腎臓結石を治すために初めて本土の温泉に行き、療養生活に入る。そこで祖母は生涯一度の恋に落ちる。
相手は第二次大戦に海軍将校として参加した「帰還兵」。戦争によって片脚を失ない、義足をつけている。この美しい男に祖母は一目惚(ひとめぼ)れし、「いちばん大切なもの」すなわち愛を抱き、かたときも離れない至福の日々を過した。そして、赤い縁取りのある黒い手帖(てちょう)に、その愛の記録を刻明に書きつけた。
祖母はそれから九か月後に、男の子を出産した。それがわたしのパパだが、当然のことながら祖母に生涯一度の恋を聞かされつづけたわたしは、パパは「帰還兵」とのあいだにできた子ではないかと疑っている。祖母の手帖は失なわれていて真実は長く不明のまま。
しかし、物語の最後になって、わたしの抱いたナゾは、どんでん返しふうに解き明かされる。それだけなら、よくある構図だ。この小説のすごみは、解かれたナゾの上に、祖母の存在という、より大きなナゾがかぶさってくることだ。それによって、人間という途方もなく暖かいものに触れたような感動がやってくる。イタリアに新しい文学の芽が生まれているのを知り、うれしくなった。(中嶋浩郎訳)
--「今週の本棚:湯川豊・評 『祖母の手帖』=ミレーナ・アグス著」、『毎日新聞』2013年01月13日(日)付。より
原題は「石の痛み」。イタリアでは結石を起こす痛みをこう呼ぶというが、その硬く、ちいさく、鋭い痛みは、ひとの深い場所で疼く愛の痛みにほかならない。また、本書は、「書くこと」への絶対的な信頼とオマージュの表明でもある。
ひらまつ・ようこ 書評の抜粋。
貧乏暮らしの島の暮らしの中で小学校で文字を覚え、本を読むことを覚え、文章を紡ぎだす楽しみを知ってしまった恋愛にあこがれる少女は、普通の人と同じように愛を知ることができないと。苦しむ・・・・。
そして一生に一度の恋が温泉の療養所で・・・おきる。 物語は、祖母の手帖に記されている。
お勧めの大人が楽しめる恋愛小説ですね。
モデルになった温泉を考えて見ました。フィウッジFiuggi温泉かな?
島からフェリーが出ている。ナポリ近郊の温泉フィウッジFiuggi「腎臓結石を溶かす」効果があるとして知られ、バチカンの管轄に置かれローマ法王にも 届けていた歴史がある温泉水。腎臓に効く温泉で、高い利尿作用があることでも有名ですありますから。(祖母の手帖)の温泉療養所はここがモデルかもしれませんね。
結石に効くミネラルウオーター
という事でおじさんが旅で訪ねた世界の温泉療養施設(湯治場)を集めてみました。行ってみたいところがあったら選んでコメントしてね。
①キリギスの温泉 天山山脈の山懐にある温泉地アルティン・アラシャン カラコル⇒アルティン・アラシャンへ アルティン・アラシャンは天山山脈の一部。山好きにはたまらない場所。 高度2.800のところまでジープでのぼります。) ハイジが住んでいるような場所に温泉地
おじさんが泊まっていた山小屋
夏でも朝晩は寒いのでここで温まると気持ちがいいよ。
この露天風呂にも入ったよ。
②キルギス カラコル郊外 ジュティオグズ
忘れもしないジュディオグズ!
人には絶対勧められないスポットだけど、一番面白かった(笑
温泉保養所ある。ここは、ソ連時代に作られた 
温泉保養療養所で老人たちが旅行の湯治に滞在する施設です。おじさんは、1泊しました。
まず、保養施設の温泉治療医師と面接して、どこか悪いところがないか?
英語でやり取りして、明日の朝10:00から温泉プールで1時間歩きなさい。とバウチャーをわたされました。その代わりにパスポートを取りあがられます。
温泉はちょっと温め無色透明な温泉でした。
約100名ぐらいの老人たちが湯治に訪れいました。
この老人たちとレストランで朝食と夕食を一緒に食べました。
ロシアのピクルスやヨーグルトと野菜のスープがだされていました。
老人たちの中には日本人を知っている人もいて、ソ連時代に抑留されて中央アジアの収容所で労働していた日本人を知っているといっていた老人の手には、収容所にいたときの番号が刺青としてのこっていました。
一室を貸してくれるらしい。
700円ぐらいだったかな。
緑にかこまれた公園のなかにあって建物が古くて老朽化していることを除けばいいところです。
③カナダ バンフの温泉 

バンフ市内のサルファー山麗にわく天然の硫黄(Sulfur)温泉で、湯温は約37~40度とややぬるめ。遠くにカスケード山やノーケイ山などのカナディアン・ロッキーの山並みを一望できる温泉。日本式温泉とはことなり温泉というよりもプール。インドア、アウトドアの大きなプールがあり水着着用。併設して、ロッカールームやマッサージ&スパもある。
バンフの町が見えてるよ

温泉の近くに鹿が来る
④グルジアの温泉 トビリシにはアバノトゥバニと呼ばれるたくさんの浴場があり、気軽に温泉が楽しめます。アバノとはグルジア語で蒸し風呂のことをさしますが、浴槽での入浴が主体です。水着は着用しません。古い浴場にはかつての所有者の名前ついている。 着替え室、休憩室、垢すり台とシャワー室、そして温泉と4部屋ぐらいに分かれています 
ハマムの入口
ロシアの偉大な詩人プーシキンもグルジアを訪れ、温泉を楽しみました。
Abano (აბანო) は風呂(bath)という意味です
⑤今年旅行でたずねた ハンガリーの温泉の町Egerszalók 村の 温泉とエゲルのパークホテル
ここには、リタイアした夫婦が来ているようでした。

ホテルの紹介写真より。
ホテルエゲル&パークは、対象者500平方メートルに位置歴史と文化の中心地の中心部にある小さな街です。
.残り、近くのビショップガーデンをスポーツしたい方、エゲルで最大の公園、と公園に隣接し、有名なトルコ風呂は、レクリエーション施設を提供しています。 当社独自のムード照明とモダンサウンド技術でリニューアルウェルネスへ10月1日は、リラクゼーションのために用意されています。 既存の屋内プールは、新しいスパ·プールが拡大しています提供しています。 サウナワールドリニューアル-フィンランド式サウナ、バイオサウナ、スチームキャビン大きく、アロマキャビン、oxigégénnel要塞化された塩の部屋、アイスファウンテン、赤外線キャビン、およびステーションワゴンは、光療法のサウナの利点を兼ね備えて-お会いできるのを楽しみにして!
A内部全体が健康を無効になっています。レバレッジは、スイミングプールへのエレベーターを築いとして組み合わさサウナに利用車いすでお越しのお客様は、フィンランドや赤外線も同様に使用することができます。
私たちは、マッサージのための環境を歓迎し、ゲストは医療用に到着している。
、今年は、モバイルスパプールを完了し、子どもたちは一年中、大小両方のものを期待して蓋で覆うことができる!
最新のカーディオと呼び出し空調機器の動きを生きているエアコン付きのフィットネスセンターを併設しています。. その他のウェルネスサービス:日焼け、スパバス、ボディートリートメント、アクアフィットネスプログラム。当社のマッサージ師は、オファーに含まれている本体のみされていませんが、魂がリフレッシュされます。一般マッサージ、治療マッサージと特殊(例えば死海塩ピーリングマッサージ、芳香蜂蜜)。 家族向けのリゾート温泉ですね。
⑥鹿児島県指宿市鰻温泉
ここは、父の実家のあった。ところから歩いていける温泉でした。おじさんの家に帰省したときによく入りにいきました。

指宿市街地より南へ車で約20分、静かな佇まいの鰻池の畔に鰻温泉はあります。鰻温泉は指宿市内では唯一の単純硫黄泉で、湯気の硫黄の香りがあたり一面に漂い、温泉気分を盛り上げます。また、西郷隆盛が湯治に訪れたことでも知られ、建物は残されておりませんが、記念碑が建てられております(指宿市の広報誌より)

鰻池の近くに住む人々の多くのひとの名前も鰻姓でしたよ。
温泉の近くには地熱蒸し器。数多くあり、地元では「スメ」と呼んでいる。噴気する蒸気で蒸し物をつくるエコな調理。民家の庭先で見られる通称「スメ」と呼ばれるものがありますが、
温泉の蒸気を利用した天然カマドで、地元では日常生活に使用され、
「スメ」で蒸らした温泉卵は味わい深いものがあります。
子供のころスメで調理された蒸し芋や蒸し卵を食べるのがたのしみでした。
父は病気で倒れてから、鰻温泉に入れば病気がよくなると信じて最後まで湯治に通っていました。
あなたが入りたい温泉を①~⑥から選んでコメントしてね。