『アンジェラの灰』フランク・マコート
(アンジェラのはい、Angela's Ashes)は、による回想録。彼の子供時代の物語を語ったもの。マコートはアメリカ合衆国に生まれたが、両親が経済的な困窮により、母国アイルランドに帰ることを決意し、1930年代、1940年代をアイルランド、特にそのリムリック市で過ごす。その暮らしが骨太いタッチで描かれる。物語は、彼が結局アメリカに帰るための金を手にしたところで終わる。
界的大恐慌の1930年代。
ニューヨークで暮らすマラキとアンジェラは5人の子供をもうけていたが、生活が貧しく、生まれたばかりの娘マーガレットの死を機に、一家で故郷アイルランドのリムリックへ戻ることに。
その部屋は外が近隣の住民の便所にもなっており、また雨が降ると一階が浸水するなど、劣悪な環境であった。
バラック・ヒル
◇一家6人がひとつのベッドで眠る
彼らの生活は、仕事もないのにプライドが高い酒飲みのマラキのせいで一向に楽にならない。失業手当で得た金も自分の酒の金に消えていたほどだった。
◇ネクタイをして仕事に出るも、その日の稼ぎは酒に消える・・・
そして、双子のオリバー、ユージーンも死んでしまう。
◇オリバーの葬式。そして、ユージーンの棺の上で酒を飲むダメ親マラキ
そんな中、アンジェラだけが子供を守るために奔走する。
やがて、父マラキはイギリスへ単独出稼ぎに出掛ける。
しかし、彼からは何の連絡も金も届かない。
フランクは石炭運びの仕事を始めるが、結膜炎になり断念。
そしてクリスマス。帰国した父は、無一文のままだった。
再び出ていった彼はそのまま蒸発。
◇出稼ぎから数ヶ月ぶりに戻った父を大喜びで迎える子どもたち
◇しかし、マラキはすぐに家を出て、そのまま帰ることはなかった・・・
ついにアパートから追い出された一家はいとこの家に厄介になる。
そのいとこはフランクたちに嫌な雑用を強いたり、アンジェラには体の関係を求めたりした。
フランクは学校をやめ、家を出て、電報配達人として働き始める。
いつしか、彼の心にアメリカへの夢が芽生え始める。
一生懸命金を貯めたフランクは、ついにアメリカ行きの船に乗り込むのだった。
父親マラキが語るアイルランドのイースター蜂起を記念して、伝説の英雄“ク・ホリン”の像が中央郵便局内に置かれている。
映画では、コークがロケ地として選ばれている。坂の道はコークです。
リムリックのシャノン川
アイルランド編の本の紹介は①から⑦まであります。最初からよんでね。持って行きたい本があったらコメントしてね。






