今朝の『カムカムエヴリバディ』で、伴虚無蔵さんがヒロインひなたちゃんに、映画村でのバイト代を手渡す場面がありましたよね。
穴あき硬貨に紐を通してあるんです。
伴虚無蔵さんは、普段の会話もしぐさも時代劇風なので、これも銭形平次っぽい演出なのかもしれません。
でもね、私の思い出のなかでは、祖父も祖母も50円玉を紐でつないで保管(ヘソクリ?)していたのですよ。
その50円玉は古いタイプの大きいものでした。
小学生のとき(60年くらい前)、仲良しの悦ちゃんの家が火事で全焼するという大事件がありました。
道1本隔てて近所だったわが家では、運び出した家具などを預かり、数日後、それを仮住まいに運び入れるのも、近隣住人で協力してやっておりました。
もちろん子どもたちも手伝ったのですよ。
その折、悦ちゃんのおばあちゃんが、焼け出されたタンスの引き出しから、この50円玉数珠つなぎを取り出して、子どもたちに1枚ずつ配ったこともありました。
昭和のジジババは、みんな、50円玉の穴に紐を通したものを隠し持っていたのです!
でね、夫の母は10年前に83歳で他界したのですが、その遺品のなかから、古い50円玉がジャラジャラと出てきたのですよ。
昭和の母も、ヘソクリは50円玉数珠つなぎだった?