笛吹きの備忘録

笛吹きの備忘録

おばあさんのモノワスレ対策ブログです。
アマチュア楽団でフルートを吹いています。
お芝居が大好き!

カトリック所沢教会に「イコンを書く会」があることは、このブログで何度かご紹介しましたよね。

 

 『黙想と祈りの会〜テゼの音楽と共に』のとき、イコンをご提供いただいてるのです。

…でね、お借りしてるばかりじゃなくて、自分でも作ってみようかなーと思ったのですよ。

 

 ⤴️このブログに書いた「友情のイコン」を作ろうかと…。

 

…で、昨年秋から、月に一度の「イコンを書く会」に参加しております。

 

その日は、教会図書室のテーブルいっぱいに顔料(粉末の絵の具)が並び、皆さん、朝からイコン製作に勤しんでおられます。

イコンは、この顔料をメディウム(卵黄とお酢を混ぜたもの、手作りです)に溶かして描きます。
油絵とも水彩画とも違う「テンペラ絵画」という技法なのですよ。
そして「テンペラ絵画」は布キャンバスではなく、木の板に膠で溶いた石膏を塗り重ねた「石膏下地」を使います。
初心者は、その石膏下地作りからスタートです。
絵を描くのは、まだまだ遠い先のことなのよ。
 
まず、作りたいイコンの大きさを決めて、板を選びます。
膠を湯煎でトロトロにしたら、石膏(粉)をドサドサと入れ、かき混ぜ溶かします。魔女の薬作りみたいな感じね。
それを板に、気泡ができないように丁寧に、慎重に、何度も塗り重ねます。
 
塗り重ねた石膏が乾くまでの間、作りたいイコンの下絵を描きます。
描くといっても、絵画集からイコンを選び、作りたい大きさにコピーし、それをトレーシングペーパーに写し取る作業です。
私が作りたいイコンはこれ⤵️
トレーシングペーパーに写し取ったのがこれ⤵️
ここまでで、1日の作業が終わりました。
 
翌月は、乾いた石膏下地の表面を平らにする作業でした。

どんなに慎重に塗っても、気泡が出来ていて、小さな穴があるのです。それを、そこだけじゃなくて、全体が平らになるように鋼の板で削ります。
そのあと、サンドペーパーでツルツルに磨くのです。これがなかなか手間も時間もかかる作業なのですよ。
 
こうして出来上がった石膏下地に下絵を描きます。
フリーハンドではありませんよ。
前述の絵の輪郭を写し取ったトレーシングペーパーの裏に、顔料の粉を塗ります、ファンデーションをつけるような感じね。
その面を石膏下地に密着させて、ペーパーを固定します。そして、先のとんがった硬いペンで、写し取った輪郭線をなぞります。
 
はい!この通り…。
これで、1日の作業が終わりです。
ねっ、なかなか絵を描くところまでいかないでしょ。
月に一度ですからね。
 
翌月は、下絵の光輪部分に金箔を貼りました。
イコンでは、光輪の金箔が欠かせません。神さまの絵ですからね。

まず、湯煎した膠に赤ボーロ(酸化鉄と粘土が主成分の顔料)を溶かして、金箔の接着下地をつくります。
そして、下絵の光輪部分にサラッと塗って乾かし、また縫って乾かし(イコン作りって、こういう作業が多い…)5回くらい繰り返したら…
 
⤵️こうなりました。
 次は、メノウ棒(棒の先に宝石のメノウが付いてます)で磨きます。
イコン製作って、重ねて塗っては磨く、こればっかり…。

先生がやり方を教えてくださっているところです⤵️
⤴️イコン製作を教えてくださるのは、安藤真樹先生です。
カトリック所沢教会にある、レリーフや聖フランシスコ像などはすべて安藤先生の作品です。
 
金箔下地をメノウ棒でよく磨いて、ツルツル光ってきたら、そこに、たっぷり水を塗って、金箔を置きます。
 これは、難しかった…。
四角い金箔を載せるだけなんですけど、その金箔が扱いにくい。
 やっとここまで出来たところで、本日終了!
この続きは、また来月です。