心が壊れてから再生までの日々  1 

心が壊れてから再生までの日々 2 



私の中で、私が壊れていく…


私かいままで、「よかれ」と信じて、努力に努力を重ねてきたことは、すべて間違っていたの?


私が人間関係を大事に思って、信頼関係、仲間意識を築いてきたと思ってきたものは、私の思い込みだったの?

私が人間関係を構築しようとすることは、害悪なの?

私、いままでの人生の中で、一番豊かな人間関係を築いてると思ってたけど、大間違いだったの?

仲がよかったのは、偽りだったの?


私が人に対して、自分に課せた道理、信念は、尊いものではなくて、歪んでいたの?


駄目だ、この思い込みの塊のような人間の言葉に耳を傾けてはいけない。


いままで、自分が信頼してきた人たちを疑ってはいけない


今まで、自分が目標として掲げていたモノを疑ってはいけない


自分が努力の末に、たどりついたと思っていたモノを疑ってはいけない


自分が人の中に 《美しい》と思ったものを疑ってはいけない


私が信じていても、私が人と接触すると、コイツは、私を疑う…

私が人と接触すると、相手に被害が及ぶ…

私は、この職場で、誰とも接点を持ってはいけない…?


暴言の嵐を聞きながら思った。


人間不審になりたかった。

人間不審になって、心のすべてを閉ざしてしまえれば楽なのに…


でも、それをするのには、幸せな人間関係を過ごしすぎた。

私の残りの人生、この人たちに恩返しをして生きていこうって、この春、自分に誓っていた。

この思いは、そんなに軽いものじゃない…


でも、でも、でも…‥

あぁー、自分が崩れていく音がする。


塞がなくちゃ


今の自分には、もう、正常な判断はできない。

ならば、考えることを放棄しなければ…


今はこの毒が全身にまわるのを防がなければ…


わかった。

  元の部署でひっそりと過ごす」


やっとBOSSが満足したようだ。

『じゃあ。席にもどって仕事を…』

「今日はもう、仕事にならないので、早退します!」


BOSSは、私の予想外の言葉に、頭が追い付いていない。

『あ……  そう? 』

今がチャンスだ。

さっさと帰った。


淡々と書いているが、実際の現場は、

怒鳴り声の呼応、応酬!

私の号泣に絶叫!

修羅場以外の何者でもなかった。


続く


 心が壊れてから再生までの日々 4