書きかけですm(_ _)m
20数年前、とある大学病院の内科研修医として勤務してました。当時はとにかく忙しく、勤務時間が長かったです。
20代前半で若く健康だったのでなんとかやれたけど、かなりタフで密度の濃いものでした。
具体的には、
・年間で休みが半日だけだった。
・平日は7~8時に勤務開始。特にイベントなければ24時頃に終了。23時以前に終わることはほぼなかった。
・土日は8時~20時前後の勤務。
・平日の昼休みはない時もあるが5分~15分はとれた。夕食は、21時以降で出前が多かった。
・体力ない方だったので往復自転車20分の通勤はしんどく、睡眠時間確保のため外来の点滴ベッドで週3回以上は泊まっていた。シャワーは当直室のが自由に利用できた。
・当直は週1回程度。当時は当直翌日は休みという概念そのものがなかった。当直日はシャワーは入れない。一緒に当直入る先輩医師が夕食をおごってくれたが、給料はなし。
・月収は額面で月14万円、非常勤扱いで、残業手当はなし、ボーナスなし、各種手当や補助なし、福利厚生なし。
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おおざっぱに勤務時間を計算すると、年間約5000時間くらい。
残業だと、年間約3000時間→月に約250時間。
過労死レベルはとっくにオーバーしていました。
体力や精神力がある程度ないと、なかなか大変だと思います。
仕事を効率化し迅速にこなすと早く帰れるのではと一般の方で思う人がいるかもしれませんが、多くの会社でもそうだとは思いますが、頑張ってスピーディーに正確に仕事をこなせばこなすほど、上のDrから優秀な人材とみなされ業務量の多い・難易度の高い・時間のかかる患者さんを割り当てられ、労働時間が短くなることはありません。能力が低い、ミスが多い、うつ傾向などストレスに弱い、怠け者、コミュニケーション能力が低い、体力がないなどのDrは、業務量の少ない患者さんを割り当てられたり、受け持ち患者数を減らされたりします。まあ、このおかげで、ドロップアウトする=完全に労働力がゼロになることを最小限にすることができ、全体最適化を図れるわけです。労働力の年度途中での追加は不可能ですから。
その後、関西医大の研修医の過労死があり、それまでの研修医制度は中止。
2004年度から、現在の研修医システムに変更され、昔のような激しい勤務はなくなりました。
大学病院での研修医の仕事量が多かった理由として、一般の市中私立病院ではナースやアシスタント(資格なしでできる)さんがやるような業務を研修医がこなしていたからです。大学病院で働いている人の中では、研修医がカースト最下層でした。
書きかけですm(_ _)m