リタイヤ後の田舎暮らしのリスク

医療過疎


 定年でリタイアした後、都会暮らしの人が田舎に移住して、農業をやったり、のんびり暮らしたい...というのを今でも計画していたり、やっている人がいるようです。田舎暮らしを希望している人の男女比は5:1と男性に多い。

 田舎でのスローライフ。数日過ごすのはよくても、長期間居住するのはよく考える必要があるでしょう。
 田舎には利点もあるけど、欠点もあります。

(1) 医療過疎 都会のような十分な医療が受けられない。
   大都市と田舎の医療格差は厳然と存在します。
   ただしマスゴミのいう「たらい回し」は田舎では少ないです。
   (救急対応できる病院が限られているため)
   また、介護施設は比較的充実しています。

(2) 自動車社会 車に乗れなければ生活が大変。
   車を運転できれば、ショッピングモール、大型スーパー、コンビニ、家電量販店などは便利に利用できますし、ネット通販で買うというのもありですが...。車が運転出来なくなった暁には...。

(3) 虫がたくさんいる。
昆虫・スズメバチ・亀虫・百足(ムカデ)・蛙・カタツムリ・毒蛇・ダニ・蚤(ノミ)・蝨(シラミ)が嫌いな自分には、ちょっとつらいです。


良い点としては...
空気がきれい。
星空がきれい。
比較的静か、特に雪の積もる寒い夜は...。

 スギ林は多くても、スギ花粉は多くても、ディーゼル排気ガスの多い都会よりは花粉症はかかりにくい(沖縄がベストだが...)のでこれは大丈夫そうです。
 近所つきあいがあるので、独居でも目配せしてくれることが多いので、孤独死になりにくい。