医師不足 福島県

 平成24年の福島県の人口10万人当たりの医師数が122.5人となり、全国ワースト2位になった。

 福島県は、東日本大震災前の22年と比べ、病院は10カ所、診療所は60カ所も減少。同じ被災県でも、岩手県は病院が3カ所減ったが、診療所は震災前の数に回復。宮城県でも病院が4カ所減ったが、診療所は震災前より増えており、福島県の医療過疎の進行が目立つ結果となった。

※ 産経新聞 2013年9月5日(木)

福島県といえば、福島県立大野病院。
産科医療崩壊の震源地。
福島県は、もともと医師が少ないところに、原発事故。

医師は、一般人よりも放射能についての知識が多い。

福島県だけでなく全国的に医師不足なわけですから、特に子供のいるドクターで、わざわざ福島県に家族で住んで診療するというような人は、地元民以外はあまり多くないでしょう。

風評被害といわれようが、東電・政府の情報隠蔽体質を考えるに、マスコミなどで報道されていることは信頼できないですし...。

福島県立医大の偏差値も国公立医学部では最低です。
福島県在住でない成績優秀者は、医大を受験するなら山梨大学でも信州大学でもよいわけですし...。

福島県といえば、日本の産科医療崩壊の原因として最も重要な「福島県立大野病院産科医逮捕事件」があったところです。

多くの医師にとって、フクシマといえば、この不当逮捕のあった「大野病院」のことが頭に浮かびます。
大野病院は、福島第一原子力発電所の1号機から直線距離で4.8km。

日本の産科医療崩壊の引き金を引いた東京電力の圧力だか何だかはわかりませんが...(^_^;
東電の関係者だからといって、権力の犬=福島県警によるこのDr逮捕劇はありえないし、許せません。
まあ、福島県は、原発誘致による福沢諭吉の見返りに、産科医療崩壊しただけでなく、原発そのものがメルトダウンして、あの大野病院も閉鎖されてしまいました。

やっぱ、相当なインセンティブをつけないと、奴隷医を福島県に派遣するのは難しいかと。