中国、55%が貯蓄ゼロの極貧状態


 今月13日に、西南財経大学経済学院の院長で「中国家庭金融調査と研究センター」主任の甘梨教授は、
「現在の中国では、上位の10%の家庭が民間貯蓄の75%を有している」
と発表した。

 上述の研究センターは今年5月に
「中国の家庭の55%が貯蓄をほとんど持っていない」
と発表している。

 また、「中国財富品質研究院」が行った最近の調査によると、
「中国国内の富裕層の67%は、海外での不動産購入を考えている、もしくは購入している」
という。
2012/10/25 産経新聞「中国、55%が貯蓄ゼロの極貧状態」より要約


いいかえると、
「上位10%の家庭の平均貯蓄は、下位90%の家庭の平均貯蓄の27倍」

中国の家庭の55%が貯蓄ゼロとすると、
・上位10%の家庭で民間貯蓄の75%を有している。
・その下の35%の家庭で民間貯蓄の25%を有している。
→「上位10%の家庭の平均貯蓄は、その下の35%の家庭の平均貯蓄の10.5倍」
となります。

中国での社会福祉制度・年金・医療保険制度の不備からして、中国と日本を比較すると、「日本の方がより社会主義的・共産主義的な国家」といえるのかもしれません