美濃 小山観音 参拝…附:若名御前宝篋印塔のこと | アジアのお坊さん 番外編

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旅とアジアと仏教の三題噺

 

美濃のご法務の合い間に、通称小山観音と呼ばれる小山寺さんに何度かお参りさせて頂くことがあったのだが、飛騨川中の小島に浮かぶ観音堂は、さしずめどこかのアジアのお寺のような風情で、いつ訪れても誠に清々しい。

 

先日はちょうどご開帳期間にもお詣りさせて頂けたので、いつもはご遠慮する陸の上の本堂にもお詣りさせてもらったところ、たまたま前住さん(前住職)にお会いして、ご挨拶させて頂いた。

 

境内細部各所に至るまで、隅々に工夫が行き届いていて、さすがは禅宗だなあと常々思い、いろいろ荘厳のアイデアを拝借させて頂きたいくらいに感服していたので、これもまた見習いたいほど穏やかで明るいお人柄の前住さまに、その思いを伝えさせて頂いた。

 

小山観音は木曽義仲が、その母とも愛妾とも言われる若名御前という女性を弔った寺なのだが、今回は近在にある若名御前の供養塔と伝える宝篋印塔にも、道に迷いつつ、参拝させて頂いた。

 

 

 

                 

美濃はまだまだ奥深い。

                   合掌

 

 

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