私はお坊さんが好きだったためにお坊さんになった。だから、他のお坊さんとお会いしたり、道端でお坊さんを見掛けただけでも嬉しくなる。テレビでお坊さんが出て来る番組を見たり、新聞などのニュースで僧侶に関する記事を見つけた時でも同じことだ。
先日、たまたまNHKの「趣味どきっ! 関東 会いに行きたい仏さま」という番組がテレビでかかっていて、見るともなしにふと目を向けたら、関東の禅宗の古刹である建長寺の門前を、頭陀袋を肩に掛けた黄衣のテーラワーダ仏教僧が通り過ぎる後ろ姿が写っていた。
本当に偶然なのか、建長寺や周辺寺院に留学のために止宿されているお坊さまだったのか、この番組自体が去年の作品の再放送だそうなので、また見る機会があるかどうか分からないけれど、とりあえず本日の一日一坊を嬉しく思った。
おしまい。
※「ホームページ アジアのお坊さん 本編」もご覧ください。