神道学を専攻した後にお坊さんになり、今は違う考えだけれど、当初は神仏習合僧を目指していた私としては、「神」という字の付く寺院名が、とても気になる。
だから、京都府の南部から何年か前に「神雄寺」なる文字を記した遺跡が見つかり、奈良時代の幻の寺の遺構として新聞記事に紹介されていたのを、ずっと覚えていた。
先月、京都府山城郷土資料館で「恭仁宮と神雄寺」なる展示があるのを知って、もう数日で終了というところで、ぎりぎりに見に行くことができた。
なかなかと知る機会のないこの寺のことを目で見て知ることができたので、私はとても幸せだ。
おしまい。
※画像は資料館の玄関。この地域の史跡などを表したレリーフがあり、京田辺市の一休寺の所に一休さんのお顔があったので撮影した。
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