ブータン ソナム王女のご子息の一人が僧侶であることについて | アジアのお坊さん 番外編

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旅とアジアと仏教の三題噺

来日されていたブータンのソナム王女のご子息2人の内、9歳の弟の方がチベット仏教のラマ僧姿であった。ところが日本のニュースでは12歳の兄の方のお名前に高僧を表す「リンポチェ」という言葉が含まれている。

 

英語の wikipedia や「世界の王室ニュース」という詳しいサイトを、NHKのテレビニュースやインターネットのヤフーニュースなどと比較すると、どうやら日本のニュースでは兄弟の方たちの名前が入れ替わって報じられている様子で、本当は長男の王子が「ジグジェ・シンゲ殿下」、次男の僧侶が「トゥルク・ヴァイローツァナ(ヴァイローツァナの化身ラマ)・リンポチェ・ジグミ・ジッテン猊下」というのが正しいようだ。

 

トゥルクでありリンポチェである弟猊下のニュースを見つつ、インド・ブッダガヤの印度山日本寺のお隣のブータン寺のことや、日本寺の向かいに住み、日本寺の母体である国際仏教興隆協会に何かと協力してくれていた在家のトゥルクであるチベット人を「トゥルク・ジー」と呼んでいたことなどを、懐かしく思い出した。

 

私はチベット仏教やブータン仏教のことにはあまり明るくないので、この方面に詳しい国際仏教興隆協会のD居士や、日本寺駐在同期のH師などに、一度尋ねてみようと思う。

 

 

              おしまい。

 

※画像はインドのジャイゴン側から見たブータン国境です。

 

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