猫娘の真実 | アジアのお坊さん 番外編

アジアのお坊さん 番外編

旅とアジアと仏教の三題噺

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「ゲゲゲの鬼太郎」の原作初期に出て来る「猫子さん」とアニメでもお馴染みの「猫娘」が同一人物か否かという問題については、インターネット上にも様々議論があるようだが、私が同一だと思う理由を述べるには、今、手元に資料が揃っていなくて確実なことが言えないが、少なくとも水木しげるの中で、このキャラクターは同じコンセプトの下に表されていると思う。

とりあえず、私が言いたいのは、猫娘は現在のアニメで表現されているような、長い足をさらした美少女風では本来なく、あくまでも猫の妖怪なのであり、そのオカッパ頭は上の画像のような造形が基になっているのであって、鬼太郎やねずみ男とのほのかな愛情などは描いてほしくない。

例え水木しげる自身が、劇場版映画にであれ、アニメに対してであれ、何ら注文を付けなかったお方だったらしいとは言え、旧作アニメ(第1期、第2期)と初期の原作にのみ重きを置く鬼太郎原理主義者の私としては、特に最新版アニメ(第6期)の猫娘を見て、作り手の意図がどこにあるにせよ、相当な違和感を覚えるので、「猫子さん」の画像を是非、皆さまに見て頂きたく思う。

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※画像は中公文庫版の「ゲゲゲの鬼太郎」第1巻「釜なり」からお借りさせて頂きました。