「野生司香雪 その生涯とインドの仏伝壁画」のこと | アジアのお坊さん 番外編

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旅とアジアと仏教の三題噺

インドの仏跡ブッダガヤにある印度山日本寺は、日本仏教各宗派協力の下、財団法人国際仏教興隆協会によって1973年に落成したお寺で、その本堂壁画は岩崎巴人という画家の方が描いたものだ。

一方で同じくインドの仏跡サルナートにあるムルガンダ・クティ寺院は、近代インド仏教復興の立役者ダルマパーラ師の発願によって1931年に建立されたのだが、その堂内壁画は野生司香雪(のうすこうせつ)という日本人画家の手になるものだ。

ところで2017年5月18日付「佛教タイムス」に「野生司香雪 その生涯とインドの仏伝壁画」という書物のことが紹介されていた。そして、その本は香川県の野生司香雪顕彰会によって出版されたそうなのだが、インターネットで書名を検索しても、全く出て来ない。

唯一、出て来るのが「佛教タイムス」でも紹介されている、「『野生司香雪 その生涯とインドの仏伝壁画』出版記念インドツアー」の主催会社トラベルサライ(インドや仏跡巡礼に強いことで知られる旅行社)のホームページだけだった。

戦前の海外仏教に関する貴重な資料であろう同書について、是非「佛教タイムス」に記載されている問い合わせ先に連絡してみようかと思い、同時に微力ながらこうして拙ブログにて、皆さまにお知らせさせて頂いた次第です。


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